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一昔前は、“iPhone一括0円セール”というような看板や広告を多く見かけました。しかし2019年に法律が変わってからは、この手の格安iPhoneが激減してしまい、高額な機種代金が負担になっています。iPhone15ProMaxなんか20万円ですよ。狂気の沙汰です。
なかには『今でもiPhoneって安く買えないの?』『たまに実質1円って見かけるけど、本当に1円なの?』など、さまざまな疑問を持たれるかたも。
実は今でもiPhoneの一括1円や、実質1円販売というのは存在しています。ただ大々的に告知はされないため、ひっそりと開催されて気づいたかたしか恩恵にあずかれません。
あなただってiPhoneを安く買いたい気持ちはありますよね。私はめちゃくちゃあります!格安SIMと一緒に使ったらさらに節約効果もアップ…!!
そこで当記事では、“iPhoneの一括0円や実質1円の概要”や、“現在iPhoneを1円で購入する裏技”などについて具体的な情報をまとめました。
元携帯ショップ店員の私が、iPhoneのセール販売の真実と実態をすべてお教えいたします!
そもそも一括0円や実質1円って、なにが違うんですか?
最終的に負担する金額にはあまり違いありませんが、契約内容の縛りなどがことなってきます!詳しくは以下で順に解説しますね♪
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iPhoneの0円や1円キャンペーンで本体を安く手に入れても、月額の基本料金が高くなってしまうなら本末転倒ですよね…
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2018年頃まではiPhoneなどのスマホが、一括0円や一括1円で購入できることも珍しくありませんでした。しかし2019年に電気通信事業法が改正され、以降は機種代金の大幅な割引きが禁止されることに…。
現在では割引き上限が20,000円までに制限されてしまっているため、100,000円以上が定価となっているiPhoneは、どうしても一括0円にできなくなっています。
また以前までは機種代金の割引きだけでなく、通信料金を割引くことで負担額を減らすサービスもありましたが、現在は機種購入による料金プランの減額も禁止となりました。
つまり昔みたいに、一括0円でiPhoneを買うことはできないんですね…。
しかし今でも廉価版のiPhone SEは、一括1円などで販売されることがありますよ!
2023年11月7日に総務省より「日々の生活をより豊かにするためのモバイル市場競争促進プラン」が発表されました。このプランでは一般的に“転売ヤー”と呼ばれている、個人・集団の対策として、端末の値引き上限を44,000円までに制限。
総務省としては中古スマホの流通を強化したい狙いもあるようで、これまでよりも新品のiPhoneの購入ハードルは上がったと言わざるを得ません。
特に1円や24円といった超激安価格での入手は困難を極め、これまで以上に格安iPhoneの希少価値が上がったことになります。
しかしまだ諦めるのは早いです!こんな状況化でも、iPhoneを1円でゲットする方法は残されています!
昔のようにiPhoneなどのスマホを一括1円で購入できる機会は減りましたが、今でもiPhoneは実質1円で販売しているケースは割とあります。
それこそ直営店などでは見かけませんが、家電量販店やショッピングモールなどで、大々的に“iPhoneが実質1円”や“実質24円キャンペーン”のような看板が掲げられているのを見たことはないでしょうか?
実は販売代理店や家電量販店などでは、今でも法律に触れないような上手な手法を使って、1円キャンペーンをおこなっています。
つまりiPhoneの0円購入はできなくなったけど、まだ1円や10円なんかで買えるチャンスはあるということです!
そう言えば、そんな看板を見かけました!まだあるんだなーって感じがしてビックリした気が。笑
以前ほど見かけることはなくなりましたが、店舗や地域によっては今でも1円キャンペーンを実施していますよ♪
すでに当記事でも何度も登場していますが、iPhoneの「一括0円」と「実質0円」は、似ているようで全く違う意味があります。
一括0円はそのままの意味で、機種代金そのものが0円になることを指します。ですので購入後に機種に対して、追加で費用が発生することはありません。
一方で実質0円はキャンペーンや特典を使って、機種代金を長期的に相殺し、最終的(24ヶ月後)に負担額を0円にするシステムです。そのため分割払いが終わる前に解約をしてしまうと、割引きだけが終了してしまうため、残った機種代金を負担する必要が出てきます。
以下は2019年5月までおこなわれていた、一括0円と実質0円の仕組みを表にした月額料金の支払いイメージです。
月額料金イメージ | 一括0円 | 実質0円 |
---|---|---|
月額基本料金 | 5,000円 | 5,000円 |
料金プラン割引 | -2,000円 | -2,000円 |
機種分割代金 | 0円 | 2,000円 |
合計金額 | 3,000円 | 5,000円 |
つまり実質0円の場合は、一括0円よりも負担額が大きかったと…。
現在では料金プラン割引が撤廃されているため、上記とは少し違った形式で実質0円や実質1円を再現しています。詳しくは以下で解説いたしますね!
いろいろと規制が入っているなか、それでもなぜ実質1円のようなものが存在しているのでしょうか?以下では近年多く見かけるようになった、「iPhone実質24円キャンペーン」をテーマに価格設定のカラクリを解明いたしました。
実質1円や実質10円の場合も、仕組みはほとんど同じなので気になるかたは参考にしてください。
iPhoneの本体価格:100,000円
本来のiPhoneの本体価格です。ここでは、わかりやすく100,000円とします。
割引きA:-20,000円
割引きB:-20,000円
割引きC:-10,000円
始めに複数の割引きを適用して、本体価格を50,000円まで値引きします。この割引きには回線契約や指定オプションへの加入など、それぞれに条件があるため無条件に適用はされません。
ちなみにこの時点では一括購入も可能です。
残価設定額:-49,976円
次に大手キャリアが実施している「スマホ返却プログラム」を使います。このプログラムは事前に機種の支払い残価を決めておき、2年以内に機種を返却した場合に支払いを不要とするサービスです。
法改正以降、料金プランでの割引きが禁止になったため、新たに提案されました。
当プログラムでは、iPhoneを購入してから2年以内に返却をすると、上記の残価設定額を支払わずに済みます。
実質負担額:24円
本体価格から、割引き額(50,000円)と残価設定額(49,976円)を差し引いた金額が、実質負担金として残ります。
ちなみにスマホ返却プログラムは24回の分割払いが適用条件となっているため、残った金額は分割で支払わなければなりません。そのため上記の場合は毎月1円を24ヶ月間支払うことになります。
ただし2年後の返却時にiPhoneが故障していたり、2年目以降も同じiPhoneを使い続ける場合は、残価設定額も負担が必要です。
正直こちらを一度見ただけでは、なんのことかサッパリかもしれません。理解しておくべきポイントは、毎月1円負担になるよう調整してあるということ。
内容は少々複雑なので馴染みがないと意味不明かもですが、始めからiPhoneを実質24円で購入できるように、割引額などが逆算されています。そう言ってしまうと少し聞こえは悪いかもしれませんが、利用者にとっては実際安いことに違いないのも事実です。
ただし上記の場合はiPhoneを返却するのが前提となっているため、もし2年後に返却をしなかったり故障させてしまった場合は、当然ながら24円以上負担することになります。
iPhoneを手に入れた時点で、24円が確定しているわけじゃないんですね…。
それでも残価設定額の負担だけで済むので、iPhoneを半額で買えたと考えれば、普通に購入するよりも安いですよ!
もしiPhoneを一括1円や実質1円などの激安価格で購入する場合は、以下の点に気をつけてください。
以下のポイントを知っておけば、今でも実質1円購入できるチャンスはありますよ♪
iPhoneを一括1円や実質1円で購入するには、どうしても複数の割引きを使う必要があるため、回線契約は必須となります。
さらにその大半が他社から指定のキャリアへ乗り換えることを条件としているため、単純な新規契約だけでは一括1円や実質1円にはできません。
つまりiPhoneを安く購入するために、今使っている回線を解約しなければならないので、お使いの通信会社やタイミングによっては違約金などの費用が必要になることもあります。
今の回線はそのまま使いたいんですけど、なにか良い方法はありますか?
あらかじめ違約金のない格安SIMなどを契約しておき、いつでも乗り換えができるようにしておくと良いでしょう!例えばpovo 2.0は、半年に一度課金をすれば基本的に0円で利用できますよ♪
iPhoneの一括1円や実質1円では、割引きの条件を複数クリアする必要があり、なかには有料オプションの加入や電化製品を1万円以上購入するといったものまで様々あります。
もちろん加入したサービスや必要なものを購入するだけなら問題はありませんが、自分にとって使いみちがないものを契約しなければならないケースもあるので、許容できる条件なのかは事前に質問しておきましょう。
しかしながら条件は店舗によって異なりますし、不要なオプションであれば即刻解約してしまえば、費用がかからない可能性もあるので深刻に悩む必要もありません。
iPhoneが1円で手に入るなら、多少の出費はしかたないですね…。
お店によっては他社から乗り換えるだけで良い場合もあるので、あくまで注意点として覚えておけば大丈夫ですよ♪
実質1円でiPhoneを購入する場合は、条件の中にスマホ返却プログラムが含まれているため、購入したiPhoneを2年後または4年後に返却する必要があります。
しかし無理に返却をしなくても、残価設定された金額を支払えば継続利用もできるので、実質1円ではなくなりますが選択肢として覚えておくと良いでしょう。
また、iPhone SEのような本体価格が安価なiPhoneは、一括1円で購入できるケースがあります。その場合はスマホ返却プログラムを利用しないため、2年~4年経過してもiPhoneを返却する必要はありません。
実質1円で購入する場合は注意が必要ってことね!
残価設定を負担したとしても、定価でiPhoneを購入するよりは圧倒的に安いので、状況次第では使い続けるのもありですよ♪
実際にiPhoneを一括1円や実質1円で購入するには、場所やタイミングがかなり重要です。そこで以下のような特徴を押さえておきましょう!
各特徴については、以下で詳しく解説しますね♪
近年のiPhone一括1円や実質1円セールは、販売代理店や家電量販店で開催されることが多くなっています。むしろ直営店やオンラインショップで見かけることはなくなりました。
そのため基本的には大型の家電量販店やショッピングモールにある、販売代理店をチェックしておくのがおすすめです。
また一括1円や実質1円で販売されるiPhoneは、最新機種より1〜2世代前のモデルの場合が多いです。とは言え普段使いでも十分使えますし、性能面で心配する必要はほとんどありません。
もし性能も気になるかたは「iPhone 14とiPhone 13の比較」「iPhone 13とiPhone 12の比較」について、それぞれ記事をまとめてあるので参考にしてください。
それなら普段買い物にいく時に、お店を覗いておけば良さそうですね♪
ほとんどの場合は目立つように看板が設置されるので、遠目からでも判断できるでしょう☆
iPhoneの一括1円・実質1円セールは、週末や大型連休に実施される可能性が高いです。ですので平日続きの場合は、そこまで警戒しておく必要もないでしょう。
しかしながら開催のタイミングはゲリラ的で、事前告知がないことがほとんどです。またセール販売を実施するかは、各店舗ごとによって判断がことなるので、1つの店舗で開催されても他の店舗で実施されるとは限りません。
とは言え毎回すべてを確認できるわけでもないので、近くを通ったらチェックする習慣を身に着けておくと良いでしょう。
ある程度は、開催時期の傾向が決まっていそうですね♪
平日にセールが実施された情報はなかったので、基本的には週末や祝日と考えておくと良いかもしれませんね☆
iPhoneの一括1円・実質1円セールの条件は、店舗によってことなりますが、共通して見られるのは「他社から乗り換え」「年齢制限」「スマホ返却プログラム」の3つです。
これらの条件に加えて、各店舗でオリジナルの条件が追加されるイメージとなっています。以下の表では2023年〜2024年にかけて実施された、キャリアごとのセール販売の一部をまとめました。
キャリア | 機種 | 価格 | 条件 |
---|---|---|---|
ドコモ | iPhone SE(第3世代) | 一括1円 | 他社から乗り換え |
ドコモ | iPhone 13 mini | 実質23円 | 他社から乗り換え 2年後に返却 |
au | iPhone 12 | 一括1円 | 他社から乗り換え or 22歳以下 |
ソフトバンク | iPhone SE(第3世代) | 一括1円 | 他社から乗り換え |
ソフトバンク | iPhone 13 mini | 実質24円 | 他社から乗り換え 2年後に返却 |
ソフトバンク | iPhone 13 | 実質24円 | 他社から乗り換え 2年後に返却 |
いずれの場合も他社からの乗り換えは、必ず条件として含まれています。また実質23円や24円のセールでは、スマホ返却プログラムが採用されているため、対象のiPhoneは2年後に返却しなければなりません。
加えて各店舗ごとにオプションの加入などもあったようなので、少なくとも2〜3つは条件をクリアする必要があると考えられます。
今は格安SIMを使ってるけど、せっかくだから大手キャリアに戻すのも悪くないかも♪
なかでもドコモはおすすめですので、プランが気になるかたは「5Gギガホプレミアとギガライトの比較」の記事もセットで読んでみてください♪
iPhoneの一括1円・実質1円セールについて、開催場所や開催時期をご紹介しましたが、自分でチェックしにいくのは大変ですよね。そこで「Twitter」「Instagram」といったSNSを利用するのがおすすめです。
各SNSの検索機能で「iPhone 1円」「〇〇区 iPhone 実質」といった具合に検索をすると、リアルタイムの情報が表示されるので、自分で探す手間がはぶけます。
検索のポイントとしては、金額や場所を変えてみると良いでしょう。特に最近では実質22円・実質23円・実質24円など、金額が1円単位でことなる場合も多いので、ヒットしない場合はワードを変えてみてください。
ネットで調べられるなら、自宅でも情報収集できますね☆
開催されたばかりや小規模でおこなっている場合は、SNSでもヒットしないことがあるので、近場だけでも自分でチェックすると良いでしょう♪
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iPhoneの一括0円や、実質1円に関してのよくある質問をまとめました。
特に問題なく使えます。
おおむね1〜2年前に発売されたiPhoneが対象となっているため、極端に使えないことはありません。
料金プランの契約なしで一括0円や実質1円は不可能です。
iPhoneを安く販売できるカラクリとして、大量の割引きを適用する必要があるので、回線契約がないかたが実質1円などの低価格で購入することはできません。
近隣店舗やSNSで情報を集めるのがおすすめです。
基本的に実質1円販売などは、事前告知もなく唐突に開催されるので、情報収集をこまめに行うのが効果的でしょう。
代理店や家電量販店では開催される可能性があります。
ただし再び法改正などがおこなわれると、実質1円での購入はより困難になるでしょう。実際に2023年11月にも法改正が入り、実質1円での購入ハードルはさらに上がりました。
ポイントやキャンペーンが利用できる通信会社なら、iPhoneを安く購入できます。
特に楽天モバイルのキャンペーン・IIJmioのキャンペーンは、いずれも割引額が大きいので、タイミング次第では最新のiPhoneを格安で買えるでしょう。
iPhoneのシリーズにもよりますが、基本的に問題なく利用が可能です。
詳しい内容については「ahamoのiPhone対応機種」「LINEMOのiPhone対応機種」「楽天モバイルのiPhone対応機種」の記事にて、それぞれ詳しく解説しております。
やっぱり昔ほど簡単には安く買えなさそうですね…。
少なくとも2018年以前のように、投げ売りのような状態はなくなったので、利用者としては少し残念な気もしますね。
iPhoneの一括0円や実質1円購入は、2019年の法改正以降ほとんど見られなくなってしまいました。しかしながら今でも販売代理店や家電量販店では不定期に開催されているので、タイミングがあえば激安でiPhoneを入手できます。
ただしそのほとんどは実質1円や実質24円といったもので、iPhoneを購入してから2年後には返却が求められるので、長期利用を考えているかたは注意が必要です。
もし2年以上継続して利用する場合は、残価設定額(本体価格のおよそ半額)を負担すれば、返却をしなくても済みますので、手段の1つとして覚えておきましょう。
いずれにしても最安でiPhoneをゲットできる方法には違いありませんので、もし実施している店舗を見つけたら、積極的に購入してください!
もし遭遇できたら、めちゃくちゃラッキーですよ♪
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