ahamoは海外でも高額請求ならない？テザリングもそのまま使える？

ahamoを使っていれば海外にいくときも、余計な手間や費用をかけずにスマホが利用できるので非常に便利です！

とくに格安SIMサービスでは海外に対応していないサービスもあるので、場合よっては海外にいくたびに専用のモバイルルーターや海外SIMをレンタルする必要があります。

しかし普段からahamoを利用していれば海外にいった際に、スマホの海外ローミング設定をするだけなので、誰でも簡単に海外でスマホの利用が可能です。

しかもahamoは世界200ヶ国以上で利用できるので、使えない地域のほうが少ないくらい！今回はそんなahamoの海外利用について“ahamoを海外で利用するメリット”や、“ahamoを海外で利用する際の注意点”などを具体的にまとめました。

こちらの記事を1本読んでいただくだけで、普段からahamoを利用しておくことの重要性や利便性を知っていただくことができます。海外にいかれることが多いかたはもちろん、これから旅行を控えているかたもぜひ参考にしてみてください！

海外で使うならahamoの海外ローミングがおすすめな理由とは

海外で利用する通信サービスとしてahamoがおすすめな理由について、ahamoのメリットから解説いたします。以下のメリットを理解いただくと、海外でahamoを利用すべき理由を理解していただけるでしょう！

【メリット①】海外ローミングの料金が必要ない

ahamoは海外ローミング（国際ローミング）専用に料金を徴収していないため、基本的に国内の料金プランの価格そのままで海外ローミングを利用できます。

ちなみに海外ローミングとは契約中の通信事業者のサービスエリア外で、他の通信事業者のネットワークを利用して通話やデータ通信をおこなう仕組みです。早い話しが海外にはドコモ回線がないので、渡航先の回線をレンタルするといったイメージです。

海外ローミングは通信会社によってサービス料金を請求しているところもありますが、ahamoでは追加料金を支払うことなくサービスの利用ができます。

そのため、プチ旅行のような短期間の渡航などであれば、国内の携帯料金と比べても大きな変化はありません。

【メリット②】対応している国や地域が200以上もある

ahamoで海外ローミングを利用できる国や地域は現在で200以上も存在します。すべての国でデータ通信が利用できるわけではないため、一部の地域では通話のみ利用可能となっていますが、それでも82ヶ国ではデータ通信の利用も可能です。

国際通話であれば世界中のあらゆる場所で利用できますし、データ通信も半数近い国で利用できるので、よほど設備が整っていない地域などにいかない限りスマホが使えないといったことはありません。

【メリット③】海外で利用する際に面倒な手続きが不要

ahamoであれば海外へいく際にスマホの設定を一部変更するだけなので、面倒な手続きなどをする必要は一切ありません。

例えば海外ローミングに非対応の通信会社と契約している場合は、海外用のSIMやモバイルルーターをレンタルするといった手間などが必要になります。

しかしahamoなら海外ローミングの設定をONにするだけで、自動的に渡航先の電波を拾って通信を開始してくれるので非常に楽です。

また帰国時にレンタルしていたサービスを返却する手間や、余分な費用の支払いもないので、利便性だけでなく費用面でもコスパに優れています。

ahamoの海外ローミングが使える国や地域一覧

ahamoが利用できる国や地域を一覧でまとめてみました。国際通話のみ利用できる地域と、データ通信もセットで利用できる地域で異なるため、今回はそれぞれ個別で紹介いたします！

【通話・SMS】200以上の国や地域に対応

ahamoの音声通話・SMS（ショートメッセージ）が利用できる国・地域は以下のとおりです。

地域	国
アジア	インド・インドネシア・韓国・カンボジア シンガポール・スリランカ・タイ・台湾・中国 ネパール・パキスタン・バングラデシュ・東ティモール ブータン・フィリピン・ブルネイ・ベトナム・香港 マカオ・マレーシア・ミャンマー モルディブ・モンゴル・ラオス
北米	アメリカ（本土）・アラスカ カナダ・グアム・サイパン・ハワイ
中南米	アルゼンチン・アルバ・アンギラ・アンティグア バーブーダ・ウルグアイ・英領バージン諸島・エクアドル エルサルバドル・オランダ領アンティル（キュラソー・ボネール島） オランダ領シント・マールテン・ガイアナ・キューバ グアテマラ・グアドループ島・グレナダ・ケイマン諸島 コスタリカ・コロンビア・ジャマイカ・スリナム セントクリストファー・ネイビス・セントビンセント グレナディーン諸島・セントルシア・タークス諸島 カイコス諸島・チリ・ドミニカ共和国・ドミニカ国 トリニダード・トバゴ・ニカラグア・ハイチ・パナマ バハマ・バミューダ諸島・パラグアイ・バルバドス プエルトリコ・フォークランド諸島・仏領ギアナ 仏領サン・マルタン・ブラジル・米領バージン諸島 ベネズエラ・ベリーズ・ペルー・ボリビア ホンジュラス・マルティニク・メキシコ・モンセラット
ヨーロッパ	アイスランド・アイルランド・アゼルバイジャン・アゾレス諸島 アルバニア・アルメニア・アンドラ・イギリス・イタリア ウクライナ・ウズベキスタン・エストニア・オーストリア オランダ・ガーンジー・カザフスタン・カナリア諸島 キプロス・ギリシャ・キルギス・グリーンランド・クロアチア コソボ・サンマリノ・ジブラルタル・ジャージー・ジョージア スイス・スウェーデン・スペイン・スペイン領北アフリカ スロバキア・スロベニア・セルビア・タジキスタン・チェコ デンマーク・ドイツ・トルクメニスタン・トルコ・ノルウェー バチカン・ハンガリー・フィンランド・フェロー諸島・フランス ブルガリア・ベラルーシ・ベルギー・ポーランド・ボスニア ヘルツェゴビナ・ポルトガル・マケドニア・マディラ諸島 マルタ・マン島・モナコ・モルドバ・モンテネグロ ラトビア・リトアニア・リヒテンシュタイン ルーマニア・ルクセンブルク・ロシア
中東	アフガニスタン・アラブ首長国連邦・イエメン・イスラエル イラク・イラン・オマーン・カタール・クウェート サウジアラビア・シリア・バーレーン パレスチナ自治区・ヨルダン・レバノン
アフリカ	アセンション島・アルジェリア・アンゴラ・ウガンダ エジプト・エスワティニ・エチオピア・ガーナ カーボベルデ・ガボン・カメルーン・ガンビア・ギニア ギニアビサウ・ケニア・コートジボワール・コモロ コンゴ共和国・コンゴ民主共和国・サントメプリンシペ ザンビア・シエラレオネ・ジブチ・ジンバブエ・スーダン セイシェル・赤道ギニア・セネガル・セントヘレナ島 タンザニア・チャド・中央アフリカ・チュニジア・トーゴ ナイジェリア・ナミビア・ニジェール・ブルキナファソ ブルンジ・ベナン・ボツワナ・マイヨット島・マダガスカル マラウイ・マリ・南アフリカ・南スーダン・モーリシャス モーリタニア・モザンビーク・モロッコ・リビア リベリア・ルワンダ・レソト・レユニオン
オセアニア	オーストラリア・キリバス・クック諸島・クリスマス島（※インド洋） サモア・ソロモン諸島・トンガ・ナウル・ニューカレドニア ニュージーランド・バヌアツ・パプアニューギニア パラオ・フィジー・仏領ポリネシア（タヒチ含む）・ミクロネシア連邦

上記に掲載されている国・地域であればahamoの電話番号を利用したサービスが利用可能です。ただし半数以上の地域ではデータ通信を利用することができません。

ただしデータ通信が利用できない地域であっても、現地のWi-Fiなどを利用すればネットの利用はできますので、ネット環境が必要な場合はWi-Fiが利用できる場所などを調べておくと良いでしょう。

ちなみにデータ通信に対応した国・地域については次の見出しにまとめて掲載しております。

【データ通信】82ヶ国に対応で通話も利用可能

ahamoで音声通話・SMS・データ通信など、スマホの主な機能がすべて利用できる国・地域は以下のとおりです。

地域	国
アジア	インド・インドネシア・カンボジア・シンガポール タイ・フィリピン・ブルネイ・ベトナム マカオ・マレーシア・ミャンマー・ラオス 韓国・香港・台湾・中国・バングラデシュ
北米	アメリカ（本土）・アラスカ カナダ・グアム・サイパン・ハワイ
中南米	米領バージン諸島・プエルトリコ・ブラジル ペルー・メキシコ・チリ・エクアドル
ヨーロッパ	アイルランド・アゾレス諸島・アンドラ・イギリス イタリア・エストニア・オーストリア・オランダ カナリア諸島・キプロス・ギリシャ・クロアチア・サンマリノ スイス・スウェーデン・スペイン・スペイン領北アフリカ スロバキア・チェコ・デンマーク・ドイツ・トルコ・ノルウェー バチカン・ハンガリー・フィンランド・フランス・ブルガリア ベルギー・ポーランド・ポルトガル・マディラ諸島・モナコ ラトビア・リトアニア・リヒテンシュタイン ルーマニア・ルクセンブルク・ロシア
中東	カタール・オマーン・イスラエル・ヨルダン・サウジアラビア
アフリカ	エジプト・モロッコ・南アフリカ・レソト
オセアニア	オーストラリア・ニュージーランド・フィジー・ナウル

上記に掲載している地域ではデータ通信を含め、音声通話・SMSなどのサービスが日本国内と同じように利用できます。渡航先の地域によっては国際通話料金が変動しますが、その他の使用感は基本的に同じです。

もちろんこれらの地域でも現地のWi-Fiを利用して、ahamoのデータ容量を節約するといった活用術は有効的ですので、海外でスマホの使用量が多くなりそうな場合はWi-Fiも利用してみてください。

ahamoを海外で利用すると料金いくらになる？

使いかたによって異なりますが、基本的には日本国内で利用している料金プランがベースになりますので、データ容量を超過したり国際通話を多用しなければ国内の料金と請求額は変わりません。

国際通話の料金については発信国と受信国によって通話料が異なるため一概にいくらか提示をすることは難しいですが、仮にアメリカから日本へ電話をかける場合は140円/分です。逆に受話をする場合も通話料が発生し、175円/分が必要になります。

データ容量についてはahamoの基本である月間20GBのデータ容量まで追加料金なしで利用可能です。ただし国内で使ったデータ容量に加算となるので、出国までにデータ容量を使いすぎないようにしましょう。

例えば出国前に10GBのデータ容量を使った状態で渡航した場合、渡航先では月末まで残りの10GBしか利用できません。

また大盛りオプション加入時でも海外で利用できるのは月間20GBまでです。そのため国内で20GB以上のデータ通信をおこなった状態で渡航すると、いきなり速度制限状態になってしまうので注意しましょう。

ちなみに海外でも1GBあたり550円でデータ容量を追加購入をすることができます。

ahamoを海外利用する際の設定方法

ahamoを海外で利用する際の設定方法について、「iPhone」「Android」に分けて手順をまとめました。

基本的にはどの機種であっても「データローミング」がONになっていなければ、海外で通信をおこなうことができません。

また日本国内でデータローミングがONになっていたとしても、渡航先の通信エリア内に入るまでは海外ローミングでの通信にはならないので、出立前に事前に設定を済ませておくのもありです。

ただしahamoでは海外でデータ通信を開始した瞬間から、最大で15日間までしか高速通信が利用できないため、日程的に困る場合は渡航してから任意のタイミングでデータローミングをONにすると良いでしょう。

ahamoを海外で利用する際の注意点

海外でahamoを利用するのであれば、以下の点に注意をしておきましょう。日本国内での常識が通用しない部分も多いので、ぜひ海外へいかれる前に知識として知っておいていただければ幸いです。

【注意点①】大盛りオプションは反映されない

ahamoの「大盛りオプション（1,980円/月）」は、海外利用に反映されません。仮に大盛りオプションに加入している場合でも海外で利用できるデータ容量は20GBのみとなります。

ちなみに大盛りオプションとは、ahamoの月額基本料金（2,970円）とは別にオプション料金を支払うことで、月間データ容量を80GB追加できるサービスです。

大盛りオプションはahamoユーザーにとって魅力的なサービスですが、海外では利用することができませんし、サービスを一時的に解約したとしても解約月のオプション料金は日割りにならないため注意が必要です。

【注意点②】国際通話にかけ放題は適用されない

ahamoでは「5分間かけ放題」「24時間かけ放題」の2種類の通話オプションがありますが、海外での国際通話には通話オプションが反映されずに、国際通話料金が発生します。

5分間かけ放題についてはオプション料金が無料なので無駄になることはありませんが、24時間かけ放題は月額1,100円の費用が発生しているため、1週間以上の滞在などを考えている場合は利用できない期間が無駄になることに…。

通話オプションについても大盛りオプションと同じく、月途中での解約は日割り計算にならないため、海外にいくタイミングだけ解約しても料金は満額請求となります。

【注意点③】国際通話は受話でも通話料金が必要

日本国内の通話では基本的に発信者側が通話料を負担するのが一般的ですが、国際通話になると受信側も「着信料」と呼ばれる通話料が発生します。

国際通話の発信通話料と着信料については、どの国の間で通話をするかによって変動するため、日本国内での通話のように22円/30秒といった料金で固定されていないのもポイントです。

また日本国内と違う点として、滞在国内同士で通話をする場合にも着信料は発生します。例えばアメリカ内やフランス内など、同じ国の中での通話であったとしても、双方に通話料がかかるので注意しましょう。

【注意点④】制限時の速度は最大1Mbpsではなく128Kbps

日本国内でのahamoはデータ容量を超過した場合に最大1Mbpsの速度に制限されますが、海外では最大128Kbpsという格段に低い速度に制限されます。

1Mbps＝1,024Kbpsですので、128Kbpsはおおよそ10％程度の速度です。1Mbps近い速度が利用できればYouTubeくらいの軽い動画は視聴できますが、128Kbpsまで制限されるとネット検索もままなりません。

あくまで速度が制限された場合の話しではありますが、普段から日本国内で制限状態に慣れているかたは、使用感がガラリと変わってくるので気をつけてください。

【注意点⑤】海外では利用開始から15日経過すると速度制限になる

海外でahamoを使い始め15日間が経過したあとの日本時間0時以降は、データ容量が余っていても強制的に速度制限状態になります。

もし15日を過ぎてしまった場合は、一度日本へ帰国して国内でデータ通信をおこなわなければ、高速通信が利用できないため15日以上連続で海外に滞在する場合は注意しましょう。

また日本国内でのサービス利用のように月をまたいだとしても、速度制限は継続します。どうしても帰国が難しく連続して海外に滞在するのであれば、Wi-Fiなどを活用するのがおすすめです。

【注意点⑥】通話とSMSの利用総額が5万円を超えると通信が停止する

多くのスマホには海外での利用限度額が設定されており、ahamoの場合は海外で音声通話とSMSの利用総額が5万円を超えると、スマホの通信が停止します。

つまり音声通話・SMS・データ通信が完全に利用できなくなってしまうので、例えば旅先で地図アプリを利用したり、オンライン翻訳をつかうといったこともできなくなります。

ahamoは基本的に海外でのデータ通信に追加費用がかからないので、対象となるのは音声通話とSMSだけですが、渡航先によっては短時間の利用でも高額な請求になっていることがあるので使いかたには気をつけましょう。

またWi-Fiだけは通信の制限中であっても例外的に利用することができるので、渡航先でWi-Fiが利用できる場所は事前に調べておくのがおすすめです。

ahamoの海外ローミングに関するよくある質問

ahamoの海外ローミングに関して、よくある質問をまとめてみました。

ahamoを海外利用する際にする設定はありますか？

スマホ内の「データローミング」機能をONにする必要があります。

iPhoneであれば「モバイル通信」、Androidであれば「ネットワークとインターネット」から、それぞれデータローミングの項目を選択してONにしておきましょう。

ちなみに帰国した際は余計な費用を発生させないために、データローミングをOFFにしておくことを推奨します。

ahamoを海外で15日以上利用できますか？

速度制限状態であれば引き続き利用することは可能です。

ただし新しい月に切り替わったとしても、データ容量が復活することはありません。データ容量を追加購入しても速度制限は解除されないので注意しましょう。

もし15日以上海外でスマホを利用する場合は、一度日本に帰国してデータ通信をおこなうか、渡航先のSIMを購入するといった対策を取るのがおすすめです。

ahamoを海外で使った際の料金はいつ請求されますか？

口座振替の場合は、国内利用のahamoと同じで翌月の末日請求となります。

クレジットカード払いのかたはカード会社ごとに翌月中の支払いとなりますが、口座振替と同じで国内利用のahamoと合算での請求となります。

海外利用の料金だけが個別で請求されることはありませんので安心してください。

ahamoの海外ローミングまとめ

海外でスマホをつかうためには海外ローミングの手続きや、費用などの負担で頭を悩ませることが多くありますが、ahamoであればコストを最小限に抑えつつ誰でも簡単に利用することができます。

しかも利用できる国・地域の数は全体で200を超えているので、世界中のあらゆる場所でサービスが利用できるのも魅力的です。

ただし便利なahamoであっても、国際通話料金や速度制限など注意しておいたほうが良い点はあるため、無計画にガンガン使うといったことは避けたほうがよいでしょう。

例えば大盛りオプションに加入していても海外では20GBまでしか利用できませんし、利用開始から15日間が経過すると自動的に速度制限がかかってしまうといったことが挙げられます。

極端に長期的な滞在をする場合はahamo以外に海外専用のSIMなども手配したほうが良いですが、短期の出張やプチ旅行くらいであればahamoだけで十分利用できるので、ぜひ試してみてください！