光回線とは、レーザー光(光信号)と光ファイバーを使ってデータのやり取りをする回線のことです!光回線が誕生したことで、世の中のインターネット環境が大きく変化をしました。
従来の「ADSL」「ISDN」は電話回線を使用しており、光回線と比べると最大通信速度は20分の1程度しか出すことができなかったため、ネット環境は実質20倍も進化したといっても過言ではないでしょう!
光回線は現代では広く普及し、光回線を使ったインターネット利用が常識となっている一方で、実際にどうのようにインターネットが使えているか、仕組みを理解している方は利用者に対して僅かでしかありません。
きっとその理由は、インターネットなどのIT全般が難しいと感じているからでしょう。この記事では、とにかく『わかりやすさ』を追求し、光回線についての解説をまとめました。
また、光回線のメリットやデメリットなど、今後利用していく方にとっても必須となる情報を掲載しているので、是非この記事の知識を盗んじゃってください!
- 光回線は光ファイバーを使った回線
- 光回線でインターネットが使える仕組みを解説
- 光回線には大きく分けて3種類ある
- 光回線・ADSL・ISDN・ケーブルテレビの違い
- 光回線の5つのメリット・4つのデメリット
- 光回線を契約すべき人の4つ特徴
- 光回線が契約すべきでない人の2つの特徴
- 光回線の上手な選び方(わかりやすい具体例も解説!)
光回線って、なにができるんですか?
一般家庭では、主にインターネット・電話・テレビが利用できますよ♪どうやってこれらが利用できているのか、順番に解説しますね☆
光回線とは?わかりやすく徹底解説していきます!
光ファイバーを利用してデータのやり取りをする回線のことを、光回線と言います。
光ファイバーって聞いたことあるけど、どんなものなんですか?
光ファイバーは「光学繊維」とも呼ばれ、ガラスやプラスチックで作られた光を通す繊維のことです。商業施設のイルミネーションや、医学界では内視鏡にも使われています。
インターネットでは、この光ファイバーを利用した回線のことを光回線と呼んでおり、2003年に登場してから現在まで最も高速なインターネット通信技術として、私たちの生活に多大な変化や影響を与えました。
光ファイバーって、インターネット以外にも使われているんですね!
次は、この光回線でどうやってインターネットが使えるのか、解説しますね♪
光回線とはインターネットが使える仕組み
様々なデータがレーザー光(光信号)となって光ファイバー内を通過することで、データのやり取りを行っています。
パソコンやスマホから発信された情報を、光信号として光ファイバー回線で送受信することで、メッセージが送れたり探している情報を見つけられるという仕組みです。
例えばパソコンで「光回線」について検索すると、検索結果が表示されるまでの流れは次のようになります。
- パソコンで「光回線」と検索
- パソコンからONUに「光回線」の情報が電気信号で送られる
- ONUが電気信号を光信号に変換
- 変換された光信号が光ファイバーを通り、サーバーへ情報を提供
- サーバーからパソコンへ「光回線」の検索結果を返送
- 同様のルートを遡り、パソコンまで戻る
- パソコンの画面に「光回線」に関する情報が表示される
ONUやサーバーってなんですか?
ONUはパソコンやスマホで使われる電気信号と、光ファイバーで使われる光信号を相互に変換する機械です。人間いうところの通訳のような役割をしています。
サーバーは情報の保管場所で、膨大な情報の中から送られてきた信号(情報)に対して、結果を返す役割があります。
- ONU(回線終端装置)
-
- 電気信号と光信号を相互に変換する装置
- サーバー
-
- 情報の保管場所、送られてきた情報に対する結果を返す設備
光ファイバーの中では無数の光が、文字通り「光速」で行き来して情報を運んでくれています♪
光回線(事業者)は大きく分けて3種類!
- フレッツ光
-
- NTT西日本・東日本が提供する光回線サービス
- 光回線とは別にプロバイダとも契約が必要
- 光コラボレーション
-
- フレッツ光の光回線をプロバイダが安く提供するサービス
- プロバイダサービスもセットで提供
- 各プロバイダ独自のオプションや特典がある
- ドコモ光・ソフトバンク光・ビッグローブ光など
- フレッツ光系以外の光回線
-
- フレッツ光の光回線を使わず、独自で光回線を提供するサービス
- プロバイダをセットで提供しているところもある
- auひかり・NURO 光・CATV・電力会社系
光回線を提供している事業者の種類としては、上記の3つのパターンに分けれらます。特にフレッツ光と、光コラボレーションが利用者の大半を占めており、一般的に「NTTの光回線」がシェア率は高いです。
プロバイダってなんですか?
パソコンやスマホなどの端末を、光回線に繋ぐ役割をしているのがプロバイダです。具体的には次の例を見ていただくとイメージしやすいでしょう!
- 電車の場合
-
- プロバイダ:改札
- 光ファイバー:線路
- サーバー:目的地
- 有料道路の場合
-
- プロバイダ:料金所
- 光ファイバー:道路
- サーバー:目的地
自宅でインターネットを使うためには、回線とプロバイダの両方を契約する必要があります。
しかし、近年では光コラボレーションのような、プロバイダ事業者が光回線をセット売りする動きが増え、利用者は1社と契約するだけでインターネットが使えるようになってきました。
プロバイダと光回線がセットだと、価格も安くなり、支払い先もまとまるといったメリットがあります♪
光回線と今までのADSLやISDNとの違いについて
インターネットサービスには、光回線の前に「ADSL」「ISDN」というサービスがありました。光回線との違いはインターネット接続に電話回線(電気信号)を利用していることで、具体的には次のような違いがあります。
- ISDN(1988年~)
-
- 電話回線を利用したデジタル回線
- 使った分だけ請求が来る従量課金型
- 最大通信速度:64Kbps
- 電話を使うとネット接続が不安定になる
- ADSL(1999年~)
-
- 電話回線を利用したアナログ回線
- 月額定額制で使い放題
- 最大通信速度:50Mbps
- 利用場所から基地局の距離が遠いほど速度が落ちる
- 光回線(2003年~)
-
- 光ファイバーを利用したデジタル回線
- 月額定額制で使い放題
- 最大通信速度:1Gbps(10Gbpsの地域も有)
- 電話や基地局との距離などの影響を受けない
発表当時は「高速通信サービス」と言われたADSLも、後継の光回線と比較すると最大通信速度に20倍もの差があるんです!
また、ISDNとADSLについて、NTTでは2024年にサービスの終了をするという段階になっているので、今後のインターネット利用は光回線に統一される方向性になっています。
それだけ光回線が優れているってことなんですね♪
電話線ではなく、光ファイバーを使うことで従来のデメリットを解消したのが、光回線というイメージです☆
光回線とケーブルテレビの違いについて
- ケーブルテレビ
-
- 光ファイバーと同軸ケーブルを併用
- 最大通信速度:320Mbps
- ネットとテレビのセットで月額5,000円程
- テレビ重視の方向け
- 光回線(2003年~)
-
- 光ファイバーのみを使用
- 最大通信速度:1Gbps(10Gbpsの地域も有)
- ネットとテレビのセットで月額6,000円程
- ネット重視の方向け
ケーブルテレビでは光ファイバーと同軸ケーブル(テレビ線/アンテナ線)を併用して、インターネット通信を行うため、通常の光回線よりも最大通信速度が3割ほどになってしまいます。
先ほどのADSLやISDNと比較すると、ケーブルテレビの方が断然通信速度は速いですが、オンラインゲームや高画質動画の視聴などには向いていません。
テレビとネットをセットで安く利用するならケーブルテレビの方がいいけど、ネット環境を重視するなら光回線の方が良さそうですね!
ネットもテレビも重視するなら、費用は割高になりますが光回線がおすすめです♪
光回線とADSL/ISDN、ケーブルテレビ、モバイルルーターの特徴を一覧で比較
比較 | 最大通信速度 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
光回線 | 1Gbps(1,000Mbps) | 速度が速く安定 | 工事が必要 |
モバイルルーター | 700Mbps | 外出先でも利用可 | 容量制限がある 月額料金が高い |
ケーブルテレビ | 320Mbps | 視聴可能な番組が多い | 光回線では速度が遅い |
ADSL | 50Mbps | 月額料金が安い | 通信速度が遅い |
ISDN | 64Kbps | 1契約で2回線の電話が使える(法人向け) | 通信速度が遅い |
光回線は、固定の場所でしか利用できずに工事が必要というデメリットはありますが、条件をクリアできれば最も安定かつ高速な通信環境でネットを利用することができます!
いろいろな種類があるけど、ネットの速度や安定性は光回線が一番なんですね♪
ネット利用において、とにかく品質を高めたものが光回線と考えていただくのが、わかりやすいでしょう☆
光回線は自宅に導入すべき?契約した方がいい?
家族暮らしの場合や、1人暮らしの場合でもオンラインゲームや長時間の動画視聴を行うのであれば、光回線は導入すべきでしょう!
1人暮らしならモバイルルーターの方が、家でも外でも使えるし便利じゃないですか?
通信頻度や容量の少ないスマホゲーム、Youtubeなどの軽い動画再生程度ならモバイルルーターでも問題ありません。
しかし、昨今流行しているeスポーツ(オンラインゲーム)などの通信遅延が問題になるケースや、オンライン会議・オンライン面談などの仕事の場合、支障が出てくることが想定されます。
また、1人1台携帯電話やスマホを持っているように、1世帯に1回線のインターネット契約が常識になってきており、今後はさらに利用者も増加していくでしょう。
水道・電気・ガスなどのように、光回線は1つのライフラインとして確立されてきています!
光回線の5つのメリット
光回線を利用する5つのメリットについてそれぞれ解説をします!
- 月額費用が固定で使い放題
- 通信速度が速い
- 通信が安定している
- 光電話が利用できる
- テレビ放送をアンテナなしで見れる
これから利用を検討している方は、デメリットの方も併せて参考にしてください♪
メリット1.月額費用が固定で使い放題
光回線は基本的に月額費用が固定で、ネットが使い放題のサービスが主流となっています。一般的にはマンションタイプで4,000円程、戸建てタイプで5,000円程が月額料金の目安です。
使った分だけ料金が上がったりしないんですか?
一昔前のISDNや、現在でも一部の光回線サービスでは、ネットを使った容量に応じて請求をする「従量課金型」のサービスがあります。
しかし、余程特殊な理由(光電話だけを使いたいなど)がない限り、それらのサービスを契約するメリットはありません。
料金が固定で決まっているなら、安心して使えますね♪
日々ネットの利用頻度は増える傾向がありますが、料金は一定額なので光回線の利用者も急増しています☆
メリット2.通信速度が速い
光回線の最大の武器は、なんといっても通信速度の速さです。光ファイバーの技術を最大限に活かすことで、電話回線やケーブルテレビの同軸ケーブルなどでは実現できない快適さを実現しています。
比較 | 最大通信速度 |
---|---|
光回線 | 1Gbps (地域によっては10Gbps) |
モバイルルーター | 700Mbps |
ケーブルテレビ | 320Mbps |
ADSL | 50Mbps |
ISDN | 64Kbps |
通信速度が速いと、どんな良いことがあるんですか?
データダウンロードの時間が短くなったり、動画の読み込みもスムーズになります。基本的に通信速度が速いことが、ネット利用におけるストレス軽減につながってくるので、非常に重要なポイントです!
ADSLやISDNの時代は1つの写真を読みこむのに、数分~数十分かかることも珍しくありませんでした☆
メリット3.通信が安定している
光回線での通信は電磁波の影響を受けないので、接続が途切れにくい特徴もあります。
電磁波って、どんなものですか?
身近なところだと宅内では電子レンジや電気カーペットなどの電化製品、屋外では電線や車両などから電磁波が発せられています。
例えば携帯電話の電波などは、電子レンジなどの家電の電波や、公衆の電波の影響を受けて繋がりにくくなったりしますが、光回線ならその心配もありません。
他の電波の影響を受けないってことですね!
現代では様々な電化製品などが増えていることで、電磁波も発生しやすくなっていますが、光回線は光ファイバー内を信号が通っていくので電磁波の干渉を受けないんです。
ただしWi-Fiを利用している場合、Wi-Fi自体が繋がりにくくなったりすることはあり得ます!
メリット4.光電話が利用できる
光回線では光ファイバーを利用した電話サービスの光電話が利用できます!光電話のメリットとして、月額料金や通話料金がアナログ電話よりも安いという特徴があるんです。
電話サービスの違い | 月額料金 | 通話料金 |
---|---|---|
光電話 | 500円前後 | 3分8円(全国一律) |
アナログ電話 | 1,600円前後 | 22秒80円(距離により変動) |
電話を頻繁に利用する方であれば、少々高いネット料金を支払ってでも、光電話に変更するメリットがあります。
光電話なら、アナログ電話の番号も引き継ぐことができます♪
メリット5.テレビ放送をアンテナなしで見れる
光回線では光テレビと呼ばれるテレビサービスを提供する事業者が増えてきました。光テレビは、アンテナが不要で光回線を利用して地デジ・BS・CSが見られます。
インターネットでテレビが見られるんですか?
オプションの加入や工事は必要ですが、光回線を使ってテレビ放送を見ることができます。工事費はテレビの設置台数によって異なりますが、一般的には次の表のような価格です。
光テレビ | 料金 |
---|---|
月額料金 | 880円~ |
工事費(1台) | 10,000円~20,000円 |
工事費(2台以上) | 20,000円~40,000円 |
アンテナが不要なので、台風や落雷などの被害心配もなければ、ベランダを広く利用できるといったメリットもあります♪
光回線の4つのデメリット
- ADSLと比較すると料金が高め
- 外出先では利用ができない
- 工事が必要な場合がある
- 違約金などがあり、短期の利用には向いていない
完璧そうに思える光回線にも、デメリットがあります。これから契約を検討している方は、デメリットもしっかり把握しておきましょう!
デメリット1.ADSLと比較すると料金が高め
ADSLは月額3,000円前後なのに対して、光回線の月額はマンションタイプ4,000円/戸建てタイプ5,000円ほどと高めです。
ADSLの方が安いんですね…
しかし、光回線ではキャッシュバックを始めとした豊富なキャンペーンを行っていることが多く、実際の利用料金としては1,000円~2,000円ほど安く利用ができます。
最近ではスマホとのセット割を行っている事業者も多く、セット割を適用するだけで毎月最大1,100円も安く利用できたりするので、一概に高いとも言えないんです。
様々な事業者が、日々価格競争を行っているので、徐々に光回線も安くなってきています!
デメリット2.外出先では利用ができない
光回線は便利な反面、残念ながら外出先で利用をすることができせん。これは光回線を始めとした、いわゆる固定回線の宿命ともいえます。
外出先でネットを使う方法はないんですか?
光回線など、自宅の固定回線を外出先で使うことはできません。どうしても外出先でネットを利用するなら、スマホやモバイルルーターなどの、携帯電話に使われる電波を利用する必要があります。
また、施設などでは快適な利用をしてもらうため、施設が契約した光回線にWi-Fiルーターを繋いで、フリーWi-Fiとして光回線を提供しているところも増えています。
今では街のいたるところで、フリーWi-Fiを見かけるようになりました☆
デメリット3.工事が必要な場合がある
設置場所の状態によりますが、光回線を利用する場合は工事が必要となる場合があります。
工事をしないで、光回線を使う方法はないんですか?
設置場所で、過去に同じサービスを利用していた場合などは、工事が不要になるケースがあります。
例えば賃貸で前の住人がフレッツ光を利用していれば、次の入居者はフレッツ光や光コラボレーションを工事が不要で利用開始できるケースなどです。
ただし光ファイバーの設置工事が不要なだけで、機器の設置工事は必要になる場合などもあるので、新規で契約する場合で完全に工事無しになることはほとんどありません。
速くて安定したネット環境を利用するためには、設備を整えないといけないってことですね!
スマホやモバイルルーターなら工事が不要で契約即日から利用ができます、光回線は利用までに平均1~2ヶ月程の期間がかかります。
光回線を利用したい時期が決まっているなら、早めに申し込みを進めておくのが、おすすめですよ♪
デメリット4.違約金などがあり、短期の利用には向いていない
光回線の多くは、2年や3年の契約期間を設けており、期間中に解約をする場合は平均20,000円ほどの違約金が請求されます。
スマホにも似たようなものがありますね…
また、少数ですが解約後に撤去工事費用を請求する事業者もあり、こちらは平均して30,000円前後の請求となるので違約金と合算で50,000円以上請求されることもあるんです。
そのため1年未満などの短期間利用をするという点で、非常に不向きと言えます。
中には、そういった点を考慮して、違約金や撤去工事費などを設けていない事業者もあります!
光回線を契約すべき人の4つの特徴
- 家でのインターネット利用が多い方
- ネットの速度を重視されている方
- 仕事でオンライン会議やWeb面接などの予定がある方
- 持ち家があるなど、同じ場所で長期でネット利用される方
ここまで、光回線のメリットとデメリットをご紹介いたしました。その点を含めて、どんな人が光回線の契約に向いているのかを解説します!
契約すべき特徴1.家でのインターネット利用が多い方
1日の中で、外出先ではなく自宅でインターネットを利用することが多いのであれば、光回線を導入するのがおすすめです。具体的には次のような理由が挙げられます。
- スマホの通信容量の節約ができる
- 家族や友達など複数人で利用ができる
- モバイル契約の無い端末もネットに繋げられる
- モバイル回線よりも、動画やゲームが快適にできる
光回線はルーターと呼ばれる装置を使うことで、スマホやパソコンを複数台同時にネットに繋げることができます。繋いでいる間は、携帯電話の電波を使用せずにネットができるので、スマホなどの通信容量の節約になもなるんです。
モバイル契約の無い端末って、どういうことですか?
携帯電話事業者(モバイル事業者)との契約をしていないスマホやタブレットのことです。
通常スマホやタブレットなどでネットを利用するには、携帯電話を取り扱うモバイル事業者と契約をするか、Wi-Fiに接続して固定回線を利用する方法の2通りがあります。
例えばスマホを機種変更した場合に契約は新しいスマホに移り、古いスマホはネットの接続ができなくなります。この古いスマホでもWi-Fiに接続すれば固定回線でネットの利用ができるんです。
自宅に光回線を契約していれば、古いスマホでもネットに接続できるんですね♪
複数人で利用する方や、通信容量の節約、通信品質の向上という点でも光回線の導入がおすすめできます☆
契約すべき特徴2.持ち家があるなど、同じ場所で長期でネットを利用される方
引越す予定がなく同じ場所に長期的に住まわれる方の場合、光回線の契約がおすすめです!逆に短期的に引越しをする方場合などは、その都度、違約金や工事費用が加算されるので費用的に負担が大きくなってしまいます。
また、1つ目の「家でのインターネット利用が多い方」とも精通しており、スマホの通信容量の節約や、通信品質を上げられるといったメリットもあります。
解約をする必要性がなくなると、光回線のコストもその分、抑えることができます♪
契約すべき特徴3.ネットの速度を重視されている方
とにかく速い通信環境を望んでいるのであれば、光回線は必須です。光回線以上に速い通信サービスは存在しないため、速度重視なら光回線一択と言えます。
コストとして月額料金を4,000円~6,000円程度、支払う必要はありますが、モバイルルーターなどの他の通信サービスでも近しい料金が発生するので、速度を念頭に置く方は光回線が最もおすすめです!
光回線の中でも速度に違いはありますが、概ね最大1Gbpsとなっているので、基本的にモバイルルーターやケーブルテレビよりも快適です!
契約すべき特徴4.仕事でオンライン会議やWeb面接などの予定がある方
仕事でネットを使われる方の中でも、特にオンライン会議やWeb面接などリアルタイムの映像を使う場合は、光回線の契約をするべきでしょう!
映像だと光回線の方がいいんですか?
映像データは、データの中でも非常に容量が大きく、モバイル回線では遅延が発生したり接続が中断されることがあります。
仕事の会議や面接など重要な点で接続に問題が起きると、最悪の場合大きな損失を生む可能性もあるので、保険的な意味合いも含めて光回線を利用することを強くおすすめします。
実際にモバイル回線では電波が弱くなってしまい、オンラインでの商談が失敗してしまったという事例もあります!
光回線を契約しなくてもいい人の2つの特徴
- ネットの快適さよりも、料金の安さを重視したい方
- 転勤などで引越しをすることが多い方
非常に便利な光回線ですが、中には光回線を契約しなくても良い方もおられます。
契約しなくてもいい特徴1.ネットの快適さよりも、料金の安さを重視したい方
ネット利用にとにかく料金の安さを求めるのであれば、光回線を契約するのはあまりおすすめできません。
光回線で安く抑えたとしても、月額3,000円ほどの費用がかかるので、さらに安さを追求すると格安SIMなどの利用になってくるでしょう。
格安SIMってなんですか?
スマホやモバイルルーターに利用する、モバイル回線サービスです。格安SIMを取り扱う代表的な事業者には、「楽天モバイル」「LINEMO」「NUROモバイル」などがあります。
費用は安く抑えられますが、基本的にネットの利用に制限があるので、動画視聴・オンラインゲーム・仕事での利用など光回線が得意とするものの利用は難しいです。
品質を取るか、料金を取るかは、大きな分かれ目になります!
契約しなくてもいい特徴2.転勤などで引越しをすることが多い方
光回線は契約の工事費や、解約時の違約金などがあるため、転勤で頻繁に引越しをする方は光回線の契約には向いていないと言えます。
解約をせずに使い続ける方法はないんですか?
引越しの場合では「移転手続き」をすることで解約や新たな契約をせずに、引越し先でも引き続き光回線を利用できるサービスがありますが、引越し先の工事費(20,000円前後)を負担しなければなりません。
引越しを頻繁に行うのであれば、モバイルルーターなどの利用の方が良いでしょう!
光回線の選び方(具体的なチェックポイントも解説!)
光回線事業者は600社以上あります。その中でどの光回線がいいかを判断するためには、次の5つのポイントをチェックするのが良いでしょう!
- 月額料金
- キャンペーン内容
- 利用中の携帯キャリア
- 通信速度
- 提供エリア
利用中の携帯キャリアも関係があるんですか?
近年では光回線とスマホとのセット割が行われており、割引額も大きいことから光回線選びの重要なポイントになっています!
より具体的に知っていただくために「料金重視の方」「サービス重視の方」に分けて内容をまとめましたので、詳しく知りたい方は参考にしてください。
- 月額料金
-
- 実際に毎月支払う料金を確認
- マンションタイプ:3,000円台が理想
- 戸建てタイプ:4,000円台が理想
- 割引適用後の実質利用料金が重要
- 割引適用期間に注意
- キャンペーン内容
-
- キャッシュバックの金額
- スマホのセット割の有無
- 工事費無料キャンペーンの有無
- 無料Wi-Fiルーターレンタルの有無
- 利用中の携帯キャリア(スマホセット割)
-
- ドコモ:ドコモ光
- au:auひかり、ビッグローブ光など
- ソフトバンク:ソフトバンク光、NURO 光
- 通信速度
-
- 光回線の多くは最大1Gbps(1,000Mbps)
- 集合住宅の場合、最大100Mbps(10分の1)の所も
- 地域(東京など)によっては5Gbps、10Gbpsがある
- 提供エリア
-
- フレッツ光や光コラボは国内95%ほど対応
- auひかりで70%ほど対応
- 電力会社系の光回線はエリア(四国・九州など)ごと
料金を重視するか、サービスを重視するかで、確認するポイントを変えましょう♪
光回線だけでなくプロバイダも契約しないといけない?
ほとんどの事業者ではプロバイダの別契約が不要になっています!
たしかプロバイダは、スマホとかを光回線に繋ぐ役割をしているんでしたよね!
そうですね!記事の前半でも解説をしましたが、忘れてしまったという方のために、もう一度だけおさらいをしておきましょう。
- 電車の場合
-
- プロバイダ:改札
- 光ファイバー:線路
- サーバー:目的地
- 有料道路の場合
-
- プロバイダ:料金所
- 光ファイバー:道路
- サーバー:目的地
インターネットを利用するためには、このプロバイダと光回線の両方の契約が必須です。
しかし、光コラボレーションを代表として、多くの事業者がプロバイダと光回線をセットで提供しているので、近年では別で契約する必要がなくなってきています。
フレッツ光は光回線しか提供していないので、プロバイダは別途契約をする必要があります!
光回線を契約して利用するまでの流れについて
光回線を契約してからネットが利用できるようになるまで、大まかな流れをまとめました。
- 提供エリアを確認
- サービス内容など確認
- 光回線を申し込み
- 光回線開通工事
- インターネット初期設定
- ネット利用開始
工事って、どんなことをするんですか?
電柱から宅内に光ファイバーを引込んで、機器(ONU)設置場所まで配線する作業です。平均1~2時間程度の作業で基本的に立ち合いが必要となります。
初期設定は自分でしないといけないんですか?
個人情報の入力もあるので基本的には、自分自身で設定することになります。早ければ数分で完了する作業ではありますが、苦手な方はサポートセンター、訪問サービスなどのサポートもあるので、活用すると良いでしょう!
契約からネットが利用できるまで、一般的には1~2ヶ月程かかります!早めに利用したい場合は、早めに申し込むことが重要です。
光回線とは?おわかりいただけましたでしょうか?
最後までご覧いただきありがとうございます。光回線の知識が一人でも多くの方に知っていただけていますと、幸いです。
ここまでご覧いただいた方のために、この記事の要点をまとめて締めくくりたいと思います。
- 光回線とは?
-
- 光ファイバーを利用してデータのやり取りをする回線
- インターネット通信で最も速く安定している回線
- プロバイダとセットでインターネットが使える
- 光回線は大きく分けて3種類
-
- フレッツ光
- 光コラボレーション
- フレッツ光系以外の光回線
- 光回線のメリット
-
- 月額費用が固定で使い放題
- 通信速度が速い
- 通信が安定している
- 光電話が利用できる
- テレビ放送をアンテナなしで見れる
- 光回線がおすすめな方
-
- 家でのインターネット利用が多い方
- ネットの速度を重視されている方
- 仕事でオンライン会議やWeb面接などの予定がある方
- 持ち家があるなど、同じ場所で長期でネット利用される方
光回線は、インターネットを利用するために光ファイバーを採用した回線です。光を利用してデータをやり取りするため、「光速」な通信ができ、従来のADSLなどと比較しても20倍以上の速度が実現できています。
光回線には大きく分けると3種類あり、近年ではプロバイダサービスが一体化している光コラボレーションが、料金も安い傾向があるので、おすすめです。
光回線は今後、さらに需要は高まっていくサービスの1つで、今回紹介したような様々なメリットがあるので、まだ契約していない方は是非検討してみていただければと思います。
ネットを高速・安定・定額で利用したい方は、光回線の利用しましょう♪