『携帯料金を安くしたい!』と考えているなら、「格安SIM(格安スマホ)」を避けることはできません!うまく利用すれば、携帯料金を毎月1,000円以下にすることだって可能なんです!
ですが『そもそもSIMってなに?』『安いってことは、なにか裏があるんじゃないの?』と考える方もおられるでしょう。実際に調べてみても、結局“書いている内容が理解できなくて断念した”という方も、よく見かけます。
今回は、元携帯販売員の私が“誰にでもわかる”ように、格安SIMのアレコレについて超わかりやすく解説をまとめました!
この記事をササッと読んでもらうだけで『格安SIMは本当に使えるのか?』『自分は格安SIMを利用すべきなのか?』を必ず知ることができますよ!
- 格安SIM(格安スマホ)とはなにか
- そもそも「SIMカード」とはなにか
- 大手キャリアとの違い
- 格安SIMのメリット・デメリット
- 格安SIMがおすすめな人
- 格安SIMがおすすめじゃない人
- 格安SIMの申し込み方法
- 格安SIMを利用するまでの流れ
- 格安SIMに関する「よくある質問」
携帯代だけで毎月6,000円くらい請求が来てて、もっと安くできないかしら?
格安SIMなら、その悩みも一瞬で解決してくれますよ!そのためにも、まずは格安SIMについて一緒に知っていきましょう♪
格安SIM(格安スマホ)とは?
格安SIM(格安スマホ)は、スマホを電話機として利用するために必要な「SIMカード」を、“格安”で利用できる通信サービスです。具体的には次のような特徴があります。
- 格安SIMカードの略称
- 毎月の利用料金が「格安」という意味
- 大手キャリアよりも格段に料金が安い
今までは携帯電話のサービスを利用するために、大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)のSIMカードを契約することが当たり前でしたが、近年では格安SIMの契約者が急増しています。
その最大の特徴として「料金の安さ」があり、最も安いものでは“月額0円プラン”まで登場するに至りました。
“0円プラン”って凄いですね!大手キャリアだと、毎月4,000円以上はかかっちゃうイメージです…
『なぜ格安SIMが安いのか?』『そもそも格安SIMとはなんなのか?』といったことについても解説していきますね♪
格安SIMと格安スマホの違いは?
格安SIMと似た言葉で「格安スマホ」というのを耳にしたことがあるかたも多いでしょう。
格安スマホは、主に“月額料金の安いスマホ”という「格安SIM」と同じ意味で用いられることが多いのですが、厳密には“価格の安いスマホ(端末)”のことを指します。
確かに言葉的には、“スマホ本体の値段が安い”って感じがしますね♪
世間一般ではどちらの意味でも使われている言葉なので、当記事でも「格安SIM=格安スマホ」として話を進めていきます。
他のところでは、“本体価格の安いスマホ”のことを指している場合があるので、間違えないようにしてくださいね☆
そもそもSIMカードとは?
「SIMカード」とは、スマホやタブレットなどを“電話機”として使用するための、データチップの名称です。
SIMカードが無ければ、電話番号を利用することができないので、電話の発着信やショートメッセージ(電話番号を使ったメール)などを使うことができません。
- スマホを電話機として使用するためのもの
- 携帯電話会社が契約者に発行する
- 電話番号や契約者情報が記録されている
- モバイルデータ通信(4Gなど)を使うためにも必要
一方でSIMカードが管理している情報以外のものは、スマホ本体が保存・管理しているので、SIMカードが無くても利用することができます。
例えばメモやカメラなどの機能を始め、Wi-Fiを利用したインターネット通信などは、SIMカードの情報を利用しないためスマホ単体で利用することが可能です。
だから機種変更をした後の、古い機種でも色々使えるんですね♪
また、SIMカードだけを挿入しても、回線契約をしていなければ電話番号やモバイル通信を利用することはできません。
スマホを電話機として利用するためには、携帯会社と契約中のSIMカードが必要です!
SIMカードにはどんな種類があるの?
SIMカードには大きく分けて「内臓型」「挿入型」の2種類があり、挿入型にのみ複数のサイズが存在します。機種によって対応しているSIMカードのサイズが異なるため、使用する機種に合わせたものを発行しなければなりません。
一方で内蔵型は「eSIM」と呼ばれる1種類のみで、スマホの内部に組み込まれているチップに、SIMカード情報を書き込んで利用します。eSIMの対応機種は少ないものの、現物の発行が必要ないため手続きがスムーズになるのが特徴です。
特別どちらを利用しても機能的に差はないので、使用するスマホに合わせてSIMカードを選びましょう。現存する機種のほとんどが、挿入型のSIMカードに対応しています。
スマホの性能を調べたら、SIMサイズとかって書いてますもんね♪
有名なiPhoneシリーズ(XS,XR以降のモデル)は、両方に対応していますよ☆
SIMロック、SIMフリーとは?
格安SIM(格安スマホ)について調べると「SIMロック」「SIMフリー」といった言葉を目にすることもあるでしょう。
どちらもよく目にするんですけど、どういう意味なんでしょうか?
「SIMロック」は、“特定のキャリアのSIMカードしか利用できないようにする機能”です。手動で解除できないため、キャリアに解除を依頼する必要があります。
「SIMフリー」は、“SIMロックがかかっていない状態のスマホ”で、基本的にほとんどの携帯会社のSIMカードを利用することが可能です。まとめると、それぞれ次のような特徴があります
- SIMロック
-
- 特定のキャリアのSIMしか使えないようにする機能
- 主に大手事業者の端末はSIMロック状態
- 解除するには各キャリアで手続きが必要
- SIMフリー
-
- SIMロックがかかっていない状態
- 基本的にほとんどのSIMで通信ができる
- SIMフリーでも全てのSIMが使えるわけではない
例えばドコモで購入したスマホには、ドコモのSIMロックがかかっており、au・ソフトバンクなどのSIMカードを利用することはできません。「SIMロック解除」をすることで、初めて他のキャリアのSIMカードを使うことができます。
一方でソフトバンクで契約したスマホを格安SIMの「LINEMO」で利用する場合は、会社は異なりますがSIMロック解除が不要です。LINEMOが使用しているのは、ソフトバンクの回線なのでSIMロックの状態でも利用することができます。
ドコモ・au・ソフトバンクで購入したスマホの場合は、注意しないといけませんね!
Appleストアや家電量販店などで購入したスマホは、SIMフリーなのでSIMロック解除は不要ですよ♪
どうして格安なの?
格安SIM(格安スマホ)が安い理由は、主に提供している携帯会社のコスト管理にあります。
- 設備の維持費・管理費がかからない
- 店舗を持たず、管理費がかからない
- それらの人件費もかからない
格安SIMを提供している携帯会社は、自社で回線設備を持っていないため、設備にかかる費用は回線のレンタル費用のみです。
また、その多くが店舗を展開しておらず、コールセンターなども必要最低限しか設置していないため、サービス提供だけに注力することができています。
コストを削減して、利用者に還元しているってことですね♪
大手キャリアは回線設備にかかるコストやサービスが豊富な分、利用料を下げることが難しくなっています!
格安SIM(格安スマホ)と大手キャリアの違い
格安SIM(格安スマホ)と、大手キャリアには次のような違いがあります。
比較早見表 | 格安SIM | 大手キャリア |
---|---|---|
料金の安さ | ||
契約期間 | ||
解約違約金 | ||
通信・通話品質 | ||
データ容量 | ||
家族間無料通話 | ||
かけ放題オプション | ||
端末のセット販売 | ||
店舗サポート |
「格安SIM」は基本的に料金面で優れていますが、サービス面が少々弱く携帯会社によっては使い勝手が悪い所も存在します。
一方で「大手キャリア」はサービス面が優れている分、設備や人員にコストがかかるため料金面の負担が大きいのが特徴です。
時代が進むにつれて格安SIMはサービスが充実してきており、大手キャリアも料金を安くするなど、どちらも短所を補うような動きが見られます。
それぞれ長所と短所がハッキリしていますね!
スマホの使い方によって、どちらを利用する方が良いのかも変わってきます☆
MVNOとは?格安SIMとどう違うの?
格安SIM(格安スマホ)について調べられた方の中には「MVNO」という文字を見たことがある方も多いと思います。
よく見かけます!でも「MVNO」ってなんですか?
大手キャリアから通信回線を借りて、通信サービスを提供している携帯会社(通信事業者)のことです。「Mobile Virtual Network Operator」の略で、日本語では「仮想移動体通信事業者」と訳されます。
つまりMVNOは“格安SIMを提供している会社”のことで、格安SIMは“MVNOが発行しているSIMカード”ということです。
また少し余談ですが、大手キャリアは「MNO」とも呼ばれ、“MNO→MVNO”に回線を貸している形となっています。まとめると、次のような内容です。
- MNO
-
- 自社で回線設備を持つ通信事業者
- MVNOに回線を貸しているキャリア
- 国内では「ドコモ」「au」「ソフトバンク」
- MVNO
-
- 自社で回線設備を持たない通信事業者
- 回線を借り、通信サービスを提供
- 「LINEMO」「UQモバイル」「mineo」など
- 格安SIM
-
- MVNOが発行するSIMカード
「LINEMO」や「UQmobile」なんかはMVNOってことですね♪
MVNO=格安SIMというのも、大きく間違っているわけではありません!
格安SIM(格安スマホ)のメリットデメリット
格安SIM(格安スマホ)を使用するメリットとデメリットには、次のようなものが挙げられます。
- 格安SIMのメリット
-
- とにかく料金が安い!
- 料金プランが豊富!
- 縛りや違約金がない!
- 電話かけ放題も増えてきている!
- 格安SIMのデメリット
-
- キャリアのアドレスが使えない
- 家族間の無料通話がない
- LINEのID検索ができない
- 店舗での対面サポートがない
当然ながらお得なことばかりではないので、これから格安SIMの利用を検討されている方は、是非チェックしておいてください!
1つ1つ個別に解説しているので、気になるところだけでも確認しておきましょう♪
メリット①料金が安い、節約効果が大きい
格安SIM(格安スマホ)の最大の特徴は、なんと言っても「料金が安い」ということです!もちろん契約する携帯会社や、選択するプランによって料金はピンキリですが、全体的に安いことは間違いありません。
特に近年では“月額1,000円以下”のプランを提供しているところも多く、大手キャリアから乗り換えるだけで、毎月数千円単位で安くなるため通信費が大幅に節約できます。
節約したいなら、格安SIMを使うメリットは十分ありますね♪
多くの方が費用面を考えて、格安SIMに乗り換えをしています☆
メリット②料金プランが豊富
格安SIM(格安スマホ)は単純に安いだけでなく、通信容量ごとに細かくプランが分かれているのも魅力の1つです。
現代ではWi-Fiを利用して、自宅のインターネット回線を利用することで通信容量を節約することができるので、モバイル通信では実質的に外出時の通信容量だけをカバーすることがほとんどでしょう。
外で全く利用しない方を始め、それなりに利用する方など様々おられるため、豊富なプランが用意されていることで自分にピッタリの料金プランが見つけやすくなっています。
正直大手キャリアだと、選択肢が少なくって困ってたんですよね…
格安SIMは多くの携帯会社から選べるので、1GB単位でプランを選ぶことも可能ですよ♪
メリット③縛りや違約金がない
格安SIM(格安スマホ)は、ほとんどの場合で“契約期間の縛り”や、“解約時の違約金”がありません!
大手キャリアでは以前まで「2年契約」「違約金10,450円」といったものが存在しており、乗り換えのネックになっていました。今では電気通信事業法が改正され、違約金が減額されるなどの措置がありましたが、完全に解消されてはおりません。
一方でほとんどの格安SIMには、そういったものが存在しないので気軽に解約や契約をすることができます。
契約期間を気にしなくていいのは、とっても楽ですね♪
好きなタイミングで好きなサービスを利用できるので、気になるサービスへの乗り換えもストレスフリーですよ☆
メリット④電話かけ放題プランも揃っている
まだ数こそ多くはありませんが、格安SIM(格安スマホ)にも「電話かけ放題」のオプションプランが複数あります。一部ではありますが、料金目安は次の表を参考にしてください。
かけ放題を含む料金 | 月額料金 | データ容量/月 |
---|---|---|
LINEMO | 2,640円 | 3GB |
povo2.0 | 1,650円 | 0GB |
mineo | 2,728円 | 5GB |
HISモバイル | 1,770円 | 0GB |
OCNモバイルONE | 1,980円 | 0.5GB |
楽天モバイル | 1,078円 | 3GB |
UQmobile | 3,498円 | 3GB |
IIJmio | 2,250円 | 2GB |
かけ放題を含めても、ほとんどが1,000円台って安すぎますね!
また、無制限だけではなく通話始めの「5分かけ放題」「10分かけ放題」といった、用途に合わせたプランもあるので、組み合わせ次第ではさらに安く利用することも可能です。
以前は通話を考えると大手キャリア一択でしたが、今では格安SIMでも通話料金を気にしなくて済むようになりました♪
デメリット①キャリアのメールアドレスが使えない
ほとんどの格安SIM(格安スマホ)はキャリアのメールアドレスを利用することができません。
キャリアのメールアドレスってなんですか?
携帯会社が発行するメールアドレスで、大手キャリアではアドレスの末尾が「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」「@softbank.ne.jp」「@i.softbank.jp」などで終わるものを指します。
格安SIMを提供する携帯会社(キャリア)では、基本的にメールアドレスの発行を行っていないため、アドレスを利用するためには「Gmail」「iCloudメール」といったフリーのメールサービスを利用するしかありません。
2021年12月以降では、大手キャリアでメールアドレスの継続利用(有料)ができるようになったため、大手キャリアから他社に乗り換える場合に、引き続きキャリアのメールアドレスを利用することができるようになりました。
メールアドレスにこだわりがなければ、特別大きなデメリットというわけではありません☆
デメリット②家族間など無料電話ができない
大手キャリアでは定番ですが、ほとんどの格安SIM(格安スマホ)には“家族間の通話料無料サービス”がありません。
家族の方と通話をする場合は、どちらかが通話料を負担しなければならないので、頻繁に通話をしたり長電話になってしまうと格安SIMのメリットがなくなってしまいます。
ただし、メリットでも紹介したように「かけ放題」のオプションを利用したり、「LINE通話」などの通話料がかからないサービスを利用することで対策することは可能です。
相手が「かけ放題」を契約していれば、かけなおしてもらうのも有効的ですよ♪
デメリット③LINEのID検索ができない
格安SIM(格安スマホ)では、LINEの友達追加で使う「ID検索」を利用することができません。
LINEの「ID」って、なんでしたっけ?
LINEアカウントに紐づけて、自分で作成する英数字の名称です。ID検索を利用すれば、非常に簡単に友達追加を行うことができます。
LINEのIDを利用するためには「年齢認証」が必要なのですが、年齢認証は大手キャリアのサービス連携でしか行えないため、格安SIMで利用することができないんです。
ですが、LINEには他にも“友達追加の方法”があるので、格安SIMでもそちらは利用することができます!
- 専用URLを発行し友だちに送信
- QRコードを利用する
- 「ふるふる」を使う
ID検索以外の方法なら問題なく利用できますよ♪
デメリット④店舗で対面サポートがない
大手キャリアと大きく違う点として、格安SIM(格安スマホ)を取り扱う携帯会社ではほとんどが実店舗を展開していません。
そのため対面でのサポートを受けられないので、手続きや問合せは「電話窓口」「チャットサポート」などを利用する必要があります。
通常、日常的に店舗を利用することはほとんどありませんが、いざという時に対面で対応を希望する方にとってはデメリットになるでしょう。
確かに携帯ショップって、大手キャリアくらいしか見かけませんね…
どうしても対面で操作設定などのサポートを受けたい方は、店舗があるキャリアの方が良いかもしれません!
格安SIM(格安スマホ)がおすすめな人
次の内容に該当する方は、格安SIM(格安スマホ)を利用するのがおすすめです!
- 月3~10GBほどしか使わない人
- 月20GBでも容量が余っている人
- Wi-Fi環境でしかスマホを使わない人
- 携帯料金を節約したい人
- 通信速度に強いこだわりのない人
私は基本、自宅のWi-Fiでしかネットを使わないから、格安SIMに変えた方が良さそうです♪
通話・通信の品質に強いこだわりがなく、モバイルのデータ使用量もあまり多くないという方は、格安SIMのメリットを最大限に活かすことができます!
デメリットも複数ありましたが、どれも対象になる方が限定的ですし、対策も取れるので問題になることはほとんどありません。
現状で大手キャリアを利用しているのであれば、特に料金面では大きく恩恵を実感できるでしょう!
料金を節約したい方には、格安SIMが非常におすすめです♪
格安SIM(格安スマホ)がおすすめじゃない人
次の内容に該当する場合は、格安SIM(格安スマホ)の利用は考えた方が良いでしょう。
- Wi-Fiなしで動画やゲームをする人
- 頻繁にSNSを見たり投稿する人
- 自宅に固定回線がない人
- モバイル通信が月20GBを超える人
- 通信速度がゲームなどに影響する人
自宅に固定回線の契約がなく、モバイル回線だけで多くのデータ容量を利用する方は格安SIMだと、少々厳しいかもしれません。
特にオンラインゲームや高画質動画の視聴などは、通信速度も重要になってくるため格安SIMの環境では、快適に利用することは難しいでしょう。
私は出張が多くてモバイル回線をガンガン使ってるから、格安SIMはちょっと向いてないかな…
データ無制限でも費用を抑えたいという方は「楽天モバイル」もおすすめです!
格安SIM(格安スマホ)の申し込み手順
格安SIM(格安スマホ)の申し込み手順は、大きく7つの工程に分かれます。
- 最適なプランを選ぶ
- SIMロック解除
- 利用する番号を選ぶ
- 申し込みをする
- SIMカードを受け取る
- 初期設定をする
- 電話・ネットの開通確認
一見やることが多く見えるかも知れませんが、1つ1つの内容は簡単なので、難しく考える必要はありません。
それぞれ順番に解説しますので、不安な方は是非参考にしてください♪
最適なプランを選ぶ
まずは自身に合った“最適なプラン”を選択しましょう!格安SIM(格安スマホ)には会社やプランが多いので、ある意味ここが一番難しいかもしれません。
選び方には色々ありますが、迷ってしまう方は次の内容を基準に考えてみてください!
- 通話料金
- データ容量
- 利用できる端末
- 利用している回線
- キャンペーン内容
格安SIMを利用する方のほとんどは『携帯料金を安くしたい!』と考えているので、主に“月額料金がどれくらいになるのか?”を基準に考えると、自身に合ったプランを見つけることができるでしょう!
1発で最適なプランを見つけるのは簡単ではないので、まずは理想に近いものから使ってみるのも1つの方法ですよ♪
SIMロック解除をする
格安SIM(格安スマホ)で利用したいスマホの「SIMロック解除」を行いましょう。SIMフリースマホや、同じ回線のサービスを利用する場合はSIMロック解除は不要です。
例えばドコモ・auのSIMロック端末を、ソフトバンク回線の「LINEMO」で利用したい場合は、SIMロック解除が必要になります。一般的にSIMロック解除には3,000円前後の手数料がかかるので、注意してください。
SIMロック解除に有効期限はないので、どのタイミングで行っても問題はありません!
電話番号を変えずに乗り換えたい?それとも新規で電話番号を作成?
格安SIM(格安スマホ)を利用するにあたって、既存の電話番号を引き継ぎたい場合は「MNP予約番号」の発行が必要です。もし、新しい電話番号を利用する場合は気にせず読み飛ばしてください!
「MNP予約番号」って、なんですか?
他社に電話番号などの契約情報を引き継ぐ場合に必要になる、“10桁の乗り換え専用番号”です。電話番号などとは異なり、依頼をしなければ発行されることはありません。
MNP予約番号がなければ、乗り換え先で同じ電話番号を利用することはできないので、申し込みを進める前に利用中のキャリアに連絡をして発行してもらいましょう。
MNP予約番号には15日間の有効期間があるので、申し込みをする前日などに発行してもらうのがおすすめです♪
Webから申し込む
格安SIM(格安スマホ)は基本的に店舗がないので、“Webからの申し込み”になります。
対象のサービスのサイトから申し込みを進めていきますが、基本的には「本人確認書類」「クレジットカード」「MNP予約番号(新規は不要)」などが必要になるので、申し込みの際は手元に用意しておきましょう。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 健康保険証+補助書類
- 在留カード+補助書類
※補助書類:住民票、3ヶ月以内の公共料金明細書など
また、審査に時間がかかるケースとして“住所が不一致”という理由がよく挙げられます。申し込み住所と本人確認書類の住所が一致しなければ、受理されないため注意してください。
あとは画面の内容に沿って進めていくだけなので、特別難しいものはありませんよ♪
SIMカードを受け取り、初期設定をする
申し込みが完了したらSIMカードが発送されるので、受け取りましょう。利用する格安SIM(格安スマホ)にもよりますが、「LINEMO」の場合は最短翌日から数日中には送られてきます。
SIMカードが到着したら利用するスマホに挿し込んで、キャリア設定(初期設定)を行い、スマホの再起動をすれば手順は完了です!
「キャリア設定」って、どうすればいいんですか?
それぞれの格安SIMが提供する「プロファイル」をガイドに沿ってダウンロードし、本体設定をしていきます。
iPhone(iOS:15.5)の場合は、プロファイルダウンロード後に「設定」→「一般」→「情報」→「キャリア」→「アップデート」の順に押し進めることで設定することが可能です。
設定手順は利用しているスマホやOSのバージョンによって異なるので、その都度最新のものを調べて行うのが確実でしょう!
基本的に複雑な操作は必要ないので、安心してください♪
これで開通完了!ネットが繋がってるか、電話できるか確認する
設定まで全て完了したら「通話確認」「ネット接続」を試しましょう!ほとんどありませんが、稀に接続がうまくいかないケースがあるので、テストしておくことをおすすめします。
また、インターネットの接続テストをする際は、利用中のWi-Fiの接続を切ってから行うようにしてください!Wi-Fiが繋がったままだと、モバイル回線を利用しないため、設定ができていなくてもネットが繋がってしまいます。
電話とネットの接続が確認出来たら、問題なく利用を開始することができます♪
格安SIMについてよくある8つの質問
格安SIM(格安スマホ)について、よくある質問をまとめました。
- 格安SIMはどこで買うの?
- 格安SIMを申し込むには何が必要?
- 電話番号を変えずにそのまま使える?
- 格安SIMは災害時にも使える?
- iPhoneで格安SIMは使える?
- 格安SIMだとネットが繋がりにくい?
- 格安SIMでもデータ移行ってできる?
- 格安SIMでも今までのアプリは使える?
1つ1つ解説もまとめているので、参考にしてください♪
格安SIMはどこで買うの?
『格安SIM(格安スマホ)はWeb通販やオンラインショップ、店舗などで購入ができます』
格安SIMは基本的にインターネット上で購入・契約が可能です。中には「楽天モバイル」「Y!mobile」など一部、店舗で販売しているケースもあります。
また店舗がない場合でも、家電量販店・パソコンショップ・ショッピングモールなどに設置されている専用カウンターで購入がすることが可能です。
オンラインで契約する方が、店舗に行く手間もないのでおすすめです♪
格安SIMを申し込むには何が必要?
「本人確認書類・MNP予約番号・支払いに使う口座情報やクレジットカードが必要です」
本人確認書類は1点で利用できるものと、補助書類が必要なものがあります。必ず申し込み内容と同じ住所が記載されたものを用意してください。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 健康保険証+補助書類
- 在留カード+補助書類
※補助書類:住民票、3ヶ月以内の公共料金明細書など
店舗・Webのどちらから申し込みをする場合でも、全て必要になるので事前に準備をしておきましょう!
1つでも欠けていると手続きができないので、注意してくださいね♪
電話番号変えずにそのまま使える?
『MNP(ナンバーポータビリティ)を使えば、電話番号を引き継ぐことができます』
MNPを利用するためには、契約中のキャリアで「MNP予約番号」を発行してもらい、有効期限内に乗り換え先のキャリアに申請しましょう。
MNP予約番号の有効期限は、どこのキャリアでも15日間となっており、期限を過ぎても無効になるだけで特別ペナルティはありません。
期限を過ぎてしまっても、再発行をすることが可能です♪
格安SIMは災害時にも使える?
『通信速度が遅くなる可能性はありますが、災害時でも利用することができます』
『格安だし災害時は繋がらなくなりそう…』とイメージされる方も多いですが、格安SIM(格安スマホ)だから利用できなくなるということはありません。
災害時は単純に回線を利用する方が増えるため、キャリアに関係なく通信制限がかかる場合はありますが、キャリア指定で利用できなくなることはないので安心してください!
「110番(警察)」「118番(海上)」「119番(救急)」などにも、連絡することができますよ!
iPhoneでも格安SIMは使える?
『iPhoneでも、ほとんどの格安SIM(格安スマホ)を利用することができます』
ただしキャリアで購入したiPhoneには「SIMロック」がかかっているので、解除しなければ特定のSIMカードしか利用することはできません。
また、必ずしもすべての格安SIMが利用できるわけでもなく、極一部利用できないこともあるため、事前に利用するSIMがiPhoneで利用できるか確認しておくのがおすすめです。
例えば、LINEMOの場合は「iPhone 6s」以降のモデルでなければ、動作確認が取れていないといった情報があります。
iPhone 7以降のモデルは、ほとんどの格安SIMが利用できますよ♪
格安SIMだとネットが繋がりにくい?
『大手キャリアと比較するとネットは繋がりにくいです』
格安SIM(格安スマホ)は、回線を大手キャリアからレンタルしている性質上、利用者が増えると通信接続が悪くなりがちな傾向があります。
格安SIMだから必ず遅くなるというわけではなく、あくまで比較的接続が悪くなりやすいといった印象です。
例えば「LINEMO」は、ソフトバンクの回線をレンタルしているサービスですが、特別通信が遅くなることはほとんどありません!
格安SIMでもデータの移行ってできるの?
『データ移行はSIMカードに関係なく可能です』
SIMカードには電話番号などの情報が記録されているだけで、写真・動画・アプリなどのデータ関係はスマホ本体や外部記録媒体(SDカードなど)に保存されています。
スマホの機能・性能などの問題でデータ移行できない可能性はありますが、格安SIM(格安スマホ)だからデータ移行ができないということはないので安心してください。
電話番号が異なるSIMカードに変更した場合は、引き継げないデータなども出てくるので注意してください!
格安SIMでもこれまで通りアプリは使えるの?
『基本的に継続して利用することが可能です』
アプリにもよりますが、格安SIM(格安スマホ)に変更したとしても、ほとんどのアプリは続けて利用することができます。
しかし電話番号が変わってしまう場合、「LINE」などの電話番号認証が必要なアプリはデータが引き継げません。(データなしで、新規利用することはできます)
また、数は多くありませんが、キャリア専用のアプリなどがあれば利用できなくなる可能性があります。
アプリも多くの場合は本体側に依存するので、格安SIMでも引き続き利用できますよ♪
格安SIM(格安スマホ)に乗り換えて携帯料金を賢く節約しよう!
最後に格安SIM(格安スマホ)について、まとめておきましょう!
- 大手キャリアの回線を利用!
- 月額料金が安い!
- 料金プランが豊富!
- かけ放題のオプションもある!
- モバイル通信の利用が少ない方におすすめ!
格安SIMとは「MVNO」と呼ばれる回線設備や販売店舗などを持っていない通信事業者が、発行・提供しているSIMカードです。大手キャリアと比較して運営コストがかからない分、利用料金などを安くすることができています。
近年では通話・通信品質もよくなってきており、「かけ放題」などのオプションも利用できることから、格安SIMでも十分満足に利用することができるようになりました。
また、自宅ではWi-Fiを利用する世帯も多くなり、モバイル回線を利用することが少なくなってきていることから、格安SIMに乗り換える方も非常に多くなっています。
もし、大手キャリアで毎月4,000円以上の支払いがあるのであれば、格安SIMへ乗り換えると毎月の通信費がかなり節約できますよ!
是非格安SIMを活用して、毎月お得にスマホを利用してくださいね♪