auひかりテレビと他社サービスを比較！メリットデメリットまとめ

auひかりテレビについて、『auひかりテレビってどんなサービスなんだろう？』『地デジやBSなんかも観れるの？』といった疑問をお持ちでないでしょうか？

auひかりテレビはKDDIが提携する専門チャンネルを視聴できる、有料の映像配信サービスです。サービスの名称にはテレビとありますが、実は地デジ・BS・CSは利用できません。

しかしauひかりテレビでは、最大46チャンネルもの専門チャンネルが楽しめるため、チャンネルが少なくて困るといったこともないでしょう。

今回はこのauひかりテレビの概要や、ほかの映像配信サービスとどのように違うのかについて、情報を詳しく解説いたします。

こちらの記事を最後まで読んでいただければ、自分がauひかりテレビを使うべきかがすぐに判断できますよ！

auひかりのテレビサービスとは？何ができるの？

auひかりテレビは、全46個ある専門チャンネルを大画面のテレビで楽しめる、auひかり独自の有料コンテンツです。サービスを利用するためには、STB（セットトップボックス）と呼ばれる視聴専用の機械をレンタルする必要があります。

またサービス名称には「テレビ」とありますが、一般的に連想される地デジ・BS・CSなどが利用できるわけではありません。あくまで、auひかりが提供する様々な独自コンテンツを楽しむことがメインとなります。

そのためサービスの形態としては、CSやスカパーといった専門チャンネルサービスに近いイメージです。

ちなみにauひかりテレビのSTBには、「YouTube」「Amazon Prime Video」「Netflix」などが視聴できる機能も備わっています。ですのでSTBが1台あれば専門チャンネルだけでなく、自宅のテレビであらゆる動画コンテンツを一括で楽しめます。

auひかりテレビの料金プラン一覧

auひかりテレビはSTB（セットトップボックス）をレンタルしただけでは、専門チャンネルの視聴ができません。専門チャンネルを視聴するためには、STBから以下の料金プランへ加入する必要があります。

具体的な順序としては、auひかりテレビを契約したあとSTBが届くことにより、料金プランが契約できるようになります。

選べるジャンルパック

auひかりテレビでジャンル別にチャンネルを契約すると、以下の月額料金が発生します。

ジャンル	月額料金
ムービーセレクトパック （全6ch）	1,628円
アニメセレクトパック （全5ch）	1,628円
スポーツセレクトパック （全7ch）	1,628円
エンタメセレクトパック （全9ch）	1,628円
ドラマセレクトパック （全8ch）	1,628円
ライフセレクトパック （全11ch）	1,628円

「選べるジャンルパック」ではジャンル別にチャンネルを契約できる分、月額料金が安く設定されており、auひかりテレビをリーズナブルに利用できるのが魅力です。

例えば映画に特化したムービーセレクトパックや、生活のお役立ち情報を専門にしたライフセレクトパックなど、ご自身が観たいジャンルだけを個別で契約できます。

全46種類のチャンネルを観ることは難しいというかたでも、ジャンルに絞って契約をすることで、auひかりテレビを無駄なくお楽しみいただけます。

オールジャンルパック

auひかりテレビで2種類以上のジャンルを視聴するなら、以下の「オールジャンルパック」がおすすめです。

ジャンル	月額料金
ムービーセレクトパック	–
アニメセレクトパック	–
スポーツセレクトパック	–
エンタメセレクトパック	–
ドラマセレクトパック	–
ライフセレクトパック	–
オールジャンルパック （全46ch）	2,728円

「オールジャンルパック」は、月額料金2,728円ですべてのチャンネルを視聴できる料金プランです。

例えば選べるジャンルパックでは、1つのジャンルで月額1,628円必要だったので、2つのジャンルを契約すると月額3,252円必要でした。

しかしオールジャンルパックなら月額2,728円で、6つのジャンルを制限なく楽しめるので非常にお得です！もし1つのジャンルに絞れないかたは、ぜひオールジャンルパックを利用しましょう！

プレミアムチャンネル

もしも上記のチャンネルだけでは物足りなかったかたは、より専門的な内容に特化した「プレミアムチャンネル」の利用もおすすめです。

チャンネル	月額料金
フジテレビNEXTライブ・プレミアム	1,100円
スターチャンネル	2,530円
J SPORTS 4	1,430円
グリーンチャンネル グリーンチャンネル2	1,100円
Mnet	2,530円

「プレミアムチャンネル」は外国語専門のチャンネルなど、さらに専門ジャンルに特化した特別なチャンネルです。これまでに紹介した専門チャンネルとは別に、追加で加入することができます。

例えばスポーツセレクトパックでは物足りないと感じた場合、「J SPORTS 4」を追加で契約すると、さらにスポーツのチャンネルが1つ増えるといったイメージです。

プレミアムチャンネルは1チャンネル単位での契約なので少々割高ですが、「選べるジャンルパック」「オールジャンルパック」で満足できないような、コアなファン向けに制作された動画内容を楽しめます！

auひかりテレビと他社サービスの比較一覧表

auひかりテレビと代表的な映像配信サービスの特徴を一覧で比較してみました。

テレビサービス一覧	auひかりテレビ	スカパー！	ひかりTV	WOWOW
視聴方法	インターネット	アンテナ or インターネット	インターネット	アンテナ or インターネット
月額料金	1,628円 or 2,728円 ＋ 550円 （STBレンタル料）	3,960円	3,850円	2,530円
初期費用 （加入料）	3,300円	なし	35,000円前後 （チューナー購入代）	なし
工事費	0円	25,000円前後 （アンテナ設置費）	なし	20,000円前後 （アンテナ設置費）
契約期間	なし	1年契約	2年契約	なし
解約違約金	なし	15,000円前後	10,000円	なし
チャンネル数	46ch	50ch	40ch	約190ch
地デジ
BS
CS
専門チャンネル

auひかりテレビは地デジ・BS・CSに対応していない分、手軽に導入できるのが特徴です。ほかの映像配信サービスでは、アンテナの設置費用に20,000円〜50,000円ほど必要になったり、高額なチューナーを用意しなければなりません。

その代わりにauひかりテレビを利用するためには、auひかりの契約が必要となります。使用するインターネット回線が限定されてしまいますが、auひかりの料金はリーズナブルで通信速度も速いサービスなので、契約して損はないでしょう。

例えばすでに自宅に地デジ・BS・CSが観れる環境があり、専門チャンネルだけ追加したい場合は、auひかりテレビを採用するのがおすすめです。

auひかりテレビと他社サービスの視聴方法の違いを比較

映像配信サービスには、大きく分けて2種類の視聴方法があります。それらは建物の屋根やベランダにアンテナを設置するタイプと、インターネット回線を利用するタイプに分類されます。

テレビサービス	視聴方法
auひかりテレビ	インターネット
スカパー！	アンテナ or インターネット
ひかりTV	インターネット
WOWOW	アンテナ or インターネット

アンテナを利用する映像配信サービスは地デジ・BS・CSの3種類があり、設置工事に多額な費用がかかったり、場所によって電波の受信状況が悪いことなどがあります。そのため導入までに問題が起きてしまうケースも…。

一方でインターネットを使った映像配信サービスは地デジ・BS・CSだけでなく、その他の専門チャンネルも自由に使用が可能です。また、高画質な映像もクリアに視聴できるメリットもあります。

さらに光回線の工事ができればネットと同時にテレビの視聴もできるので、導入時のリスクが低いのも魅力的です。その点でauひかりテレビはauひかりの契約が必須なので、わざわざネットを別に契約する必要もありません。

auひかりテレビと他社サービスの費用や料金の違いを比較

auひかりテレビとほかの映像配信サービスの月額料金（基本料金）・初期費用・工事費を比較してみました。auひかりテレビの月額料金については、STBのレンタル料金＋プラン料金が必要となります。

テレビサービス	月額料金	初期費用	工事費
auひかりテレビ	1,628円 or 2,728円 ＋ 550円 （STBレンタル料）	3,300円	0円
スカパー！	3,960円	なし	25,000円前後 （アンテナ設置費）
ひかりTV	3,850円	35,000円前後 （チューナー購入代）	なし
WOWOW	2,530円	なし	20,000円前後 （アンテナ設置費）

月額料金については、auひかりテレビとWOWOWが3,000円未満から利用できるためリーズナブルです。初期費用は基本的にほとんど負担はありませんが、ひかりTVのみチューナーを購入する場合は、別途費用が必要になります。

またアンテナを設置して映像配信サービスを視聴される場合、スカパー！やWOWOWだと高額なアンテナ設置費用が発生するので注意しましょう。

全体的に費用を抑えたい場合は、やはりauひかりテレビかWOWOWあたりを使用するのが理想的です。

auひかりテレビと他社サービスのチャンネル数の違いを比較

auひかりテレビとほかの映像配信サービスのチャンネル数を比較してみました。auひかりテレビ以外のサービスは上位プランに加入することで、チャンネル数が増える場合もありますが、ここでは基本プランのチャンネル数で比較をしています。

テレビサービス	チャンネル数
auひかりテレビ	46ch
スカパー！	50ch
ひかりTV	40ch
WOWOW	約190ch

映像配信サービスの大半が約50チャンネル前後も利用できますので、チャンネル数に物足りなさを感じるケースは少ないでしょう。

ただしWOWOWだけは圧倒的なチャンネル数を誇っているので、とにかくチャンネル数にこだわるのであれば、WOWOWを導入しておけば間違いありません。

ただおおよその場合、視聴するチャンネルは特定数に限定されることとなるため、50チャンネルほどあれば十分です。

auひかりテレビで地デジ・BSを見れるようにする方法

何度も解説をしているとおり、結論としてauひかりテレビでは地デジ・BSを視聴できません。そういった条件下で地デジやBSを視聴するには、以下の方法をおこなう必要があります。

これらはあくまで地デジ・BSを視聴するための手段なので、すでに条件を満たしていたり、地デジ・BSに興味がないかたは気にしなくてもOKです！

UHFアンテナを設置する

もっとも手っ取り早く、ランニングコストもかからないのはUHFアンテナを設置する方法です。ちなみにUHFアンテナとは一軒家の屋上などに設置されている、魚の骨のような形をしたアンテナ（八木式アンテナ）を指します。

マンションやアパートの場合は最初からアンテナが室内まで接続されているため、テレビにアンテナケーブルをつなぐだけで地デジやBSを見れる場合がほとんどです。

この場合はインターネットを未契約であっても、テレビ・B-CASカード・アンテナケーブルがあれば、地デジやBSを視聴することができます。

しかし一軒家などであればアンテナが設置されていないケースもあるため、別にアンテナを設置しなければなりません。例えば屋根上にアンテナを設置したり、室内用のアンテナを購入して設置することで地デジなどが視聴できるようになります。

安いものだと室内用アンテナで1,000円代から販売されているので、条件さえ整っていれば簡易的に地デジを楽しむことも可能です。

ケーブルテレビを契約する

アンテナの設置が困難な場合はケーブルテレビを契約することで、地デジ・BS・CSといったauひかりテレビで視聴できないサービスを全て視聴できます。

ケーブルテレビは一般的に月額2,000円〜5,000円ほどで利用できるので、地デジなどがどうしても必要な場合は契約を考えてみるのも良いでしょう。

NTT系の光回線サービスを契約する

NTTが提供するフレッツ光や、系列の光コラボレーションサービスでは、インターネットを使って地デジやBSが視聴できるサービスを提供しています。

例えばフレッツ光であればフレッツテレビ、ドコモ光ならドコモ光テレビといった名称で、月額825円ほどと料金もお手頃です。

その代わりauひかりテレビを利用するには、auひかりも契約することになってしまうので、回線契約が重複してしまうことに…。ですので、あくまで手段の1つに覚えておいていただければと思います。

auひかりテレビってそもそも必要？どんな人におすすめできるサービスなのか

auひかりテレビは、次のようなかたにおすすめです。

auひかりテレビはテレビという名称こそついていますが、地デジやBSなどを視聴することはできません。できることはKDDIが提携する専門チャンネルの視聴か、YouTubeやNetflixといったコンテンツの視聴のみとなります。

つまり地デジをすでに視聴できる環境を持っていて、さらに視聴できるチャンネル数を増やしたいと考えているかたや、専門チャンネルのみ利用したいかたにおすすめのサービスです。

またほかの映像配信サービスとはことなり導入が手軽なので、気軽に利用を開始できます。auひかりの料金と合わせても、月額10,000円ほどで抑えられますし、まずは一度試してみるのも良いでしょう。

auひかりテレビサービスに関するよくある質問

auひかりテレビについて、よくある質問をまとめてみました。

auひかりを契約したら、auひかりテレビは無料で観れますか？

auひかりを契約していても、auひかりテレビは有料です。

STBのレンタル料金（550円）と、プラン料金（1,628円 or 2,728円）が毎月必要となります。

auひかりを契約せずに、auひかりテレビの契約はできますか？

auひかりの契約をしなければ、auひかりテレビは契約できません。

auひかりテレビは、auひかりのオプションサービスなので単独での契約は不可能です。

auひかりテレビと、他の映像配信サービスはなにが違うんですか？

auひかりテレビは、地デジ・BSの視聴に対応していません。

サービス名称にはテレビとありますが、auひかりテレビで一般的なテレビ番組（地デジ）の視聴はできません。

auひかりテレビを契約した場合、NHKの受信料は支払わないといけませんか？

auひかりテレビを契約することで、NHKの放送料を支払う義務はありません。

auひかりテレビは地デジを視聴できないため、NHK放送も視聴できない構造となっています。従ってauひかりテレビを導入することで放送料を支払う義務はありません。

auスマホを使っていますが、auひかりテレビの割引きなどはありますか？

auスマホユーザーでも、auひかりテレビの割引きはありません。

その代わりauひかりをセット利用することで、auスマートバリューという、携帯料金の割引きが受けられます。

詳しくは、“auひかりのキャンペーン”のページをご覧ください。

auひかりテレビは、マンション等の集合住宅でも利用できますか？

auひかりテレビは、auひかりが利用できる場所ならどこでも利用可能です。

そのためauひかりテレビを利用したい場合は、まず自宅でauひかりが契約できるのかを知ることが大切です。

マンションで利用を検討されているかたは、“auひかりのマンション契約”に関するページをご覧ください。

auひかりを解約した場合、auひかりテレビはどうなりますか？

auひかりテレビも同時に解約扱いとなります。

auひかりテレビは、auひかりのオプションサービスとなっているため、auひかりを解約した時点で強制的に解約となります。

auひかりテレビを利用するために、工事などは必要でしょうか？

auひかりテレビについては、工事が必要ありません。

ただしauひかりを利用するために、開通工事が必要となります。

工事に関する詳しい内容は、“auひかりの工事”のページをご確認ください。

auひかりテレビがうまく映らないんですが、どうすればよいでしょうか？

まずはどこに原因があるかを考えるのが重要です。

auひかりテレビはインターネット接続によって、映像が観れるようになっているため、まずはインターネットに異常がないかをチェックしましょう。

もしスマホやパソコンなど、ほかの機器に問題がない場合は、auひかりテレビのSTBかテレビ本体に原因があると考えられます。

もしインターネット側に問題がある場合は、通信速度の低下などが考えられるため、“auひかりの通信速度”のページも参考にしてみてください。

auひかりテレビサービスの申込と契約の手順流れ

これからauひかりテレビを利用されるかたは、以下の手順に沿って手続きをすれば、スムーズにauひかりテレビの導入ができます。

【手順①】申し込みサイトへアクセス

auひかりテレビを申し込むためには、「代理店サイト」からauひかりを契約する必要があります。そのため、まずは代理店サイトを開いて、auひかりの申し込みを進めていきましょう。

ちなみにauひかりを契約する際には、以下の内容が必要となります。

【手順②】契約者情報を入力して送信

auひかりの代理店サイトを開いたら「WEB申し込み」を選択しましょう。その後auひかりを契約する住所を入力し、サービスが利用できるエリアであれば、契約者情報の入力へと進みます。

入力する情報はシンプルで、氏名・住所・生年月日などを入力するだけなので操作は簡単です。操作が完了したらauひかりの担当者から電話かメールにて連絡が入るので、内容に応じて対応をしましょう。

【手順③】契約するプランやオプションを選択

auひかりから連絡が入ったら、具体的に契約する内容を決めていきます。その際にオプションサービスとして、「auひかりテレビ」の申し込みができるので、忘れずに申し込みをしておいてください。

あとから申し込みも可能ですが、再び連絡する手間もかかってしまうので、まとめて申し込みをしておくのがおすすめです。

auひかりの契約が完了すると、後日STBが送付されてくるので、自宅のモニターやテレビに接続をして利用する料金プランを決めて利用を開始します。

【契約後】auひかりテレビの使いかた（利用イメージ）

auひかりの契約が完了し、STBが届いたら付属の説明書に沿って、各機器と接続をおこないます。レコーダーなどを接続したことがあるかたなら、似たような手順で設定できるので、取り分け難しい作業ではありません。

各機器との接続が完了したらテレビとSTBの電源を入れ、画面に表示されるガイドや説明書の手順に沿って、リモコンの接続作業（ペアリング）をおこないます。その後は簡単な初期設定を済ませて、サービスを使っていく流れです。

どうしても難しい場合は説明書のなかにサポートセンターの電話番号も記載されているので、相談してみるのもよいでしょう。

【まとめ】auひかりテレビなら簡単に専門チャンネルが楽しめる

auひかりテレビはKDDIが提携する専門チャンネルや、YouTube・Netflix・Amazon Prime Videoといったコンテンツを楽しむためのサービスです。

サービス名称には「テレビ」とありますが、地デジ・BS・CSは利用できないので、注意してください。

ただし地デジなどが利用できない分、導入や利用開始までが非常に簡単となっているので、手軽に専門チャンネルなどを利用したいかたにはおすすめです。

もし地デジなどを視聴したい場合は、別途UHFアンテナを取り付けるなどの対処方法もありますし、auひかりテレビだけでも十分お楽しみいただけるので、この機会にauひかりの申し込みも検討してみてください！