Fon光のルーターはレンタルと市販のどっちがおすすめか比較してみた

通常インターネット回線でWi-Fiを使うためには無線ルーターが必須ですが、Fon光では無線ルーターの機能を持ったONUと言う装置が標準設置されるので、最初から無料でWi-Fiが使えます。

Wi-Fiを使うために無理に無線ルーターを購入する必要がなく、誰でも気軽にWi-Fiが使える光回線はあまり多くありません。

ですが、中には『無料の無線ルーターって、本当に大丈夫？』『ちゃんと使えるの？』と心配になる方もいらっしゃるでしょう。ぶっちゃけネットサーフィンや動画閲覧くらいなら大丈夫です！

何より無料で申し込みなども不要なので、まずは一度使ってみるのがおすすめ！それでも物足りないと感じるなら、この記事を参考にあなたにピッタリの無線ルーターを一緒に探しましょう。

世の中無数にある無線ルーターですが、選ぶ基準が決まれば適切なものを探すのに時間はかかりません。今回の記事ではFon光でWi-Fiを使うための流れや、自分で無線ルーターを購入する際のポイントをご紹介いたします。

Fon光では無線ルーターが不要！なくてもWi-Fiが使える

Fon光では「無線ルーター（Wi-Fiルーター）」を用意しなくても、Wi-Fiを使うことができます！一般的に光回線でWi-Fiを使用するためには、無線ルーターの存在が必要不可欠です。

しかし、Fon光では光回線工事の際に必ず設置される「ONU」という装置に無線ルーター機能が標準で搭載されているため、別途無線ルーターを用意しなくてもWi-Fiの機能が使えます！

さらにONUと無線ルーター機能が一体化していることで、通常はONUと無線ルーターの2台を設置しなければWi-Fiが使えないところを、ONU1台だけでWi-Fiが使えるようになるというメリットも！

Fon光は無線ルーターの機能が標準搭載！市販のルーターも使えるけど動作保証外

Fon光では基本的に標準搭載されている無線ルーター機能（Wi-Fi）を使用することを推奨しています。その理由は次の2つです。

二重ルーターとは、言葉の通り“ルーターが2つあること”を指します。そもそも「ルーター」とは、複数の端末を管理して1つのインターネット回線に接続するための装置で、1つの回線につき1台使うのが原則です。

Fon光の場合、ONUがルーターの機能を持っているので、別途無線ルーターを取り付けることでルーターが二重になってしまい、処理に余計な時間がかかるため通信速度が劇的に遅くなる可能性があります。

ただし、「ブリッジモード」「APモード」というルーター機能をOFFにできる、無線ルーターであれば二重ルーターを回避することが可能です。

Fon光の標準搭載と市販されている無線ルーターの違い

Fon光のONUに標準搭載されている無線ルーター機能と、市販されている無線ルーターを購入する場合の違いを比較してみました。

入手方法比較	標準搭載	購入
費用	無料	5,000円～50,000円
性能	低〜中性能	低～高性能
メリット	Fon光でサポートが受けられる コストがかからない	好きな性能が選べる
デメリット	好きな製品が選べない	コストがかかる 製品によっては高額 製品選びに知識が必要

基本的にネットサーフィンや、動画視聴などにWi-Fiを使うくらいなら標準搭載のものでも事足ります。

一方で映像処理の多いオンラインゲームや、長時間や高画質の動画データを送受信する場合などでは、標準搭載のものだと性能不足になることが考えられるので、別途無線ルーターを購入したお方が良いでしょう。

標準搭載のレンタルルーターがおすすめの人

次のような特徴に当てはまる方は、Fon光標準搭載の無線ルーターを使用するのがおすすめです。

例えばメインで使用するゲーム機やパソコンなどの端末は有線接続で、片手間に使用するスマホやタブレットだけを無線接続する場合は、標準搭載のものでも十分な可能性が高いです。

また市販されている無線ルーターは種類が非常に多く、中には当たり外れもあるので、選定するのに多少の知識は必要になります。その点でFon光の無線ルーターであれば、迷う必要はないのでインターネット初心者の方にもおすすめです。

市販ルーターを自分で購入するのがおすすめな人

次の内容に該当するのであれば、自分で無線ルーターを購入するのが良いでしょう。

基本的には、より優れたネット環境を求める場合に、市販されている無線ルーターを購入することが多いです。Fon光のように無料で提供してくれる無線ルーターは、過度に負担のかかる使用にはあまり適していません。

10台以上の端末を接続する場合や、一度に膨大な量のデータを送受信する場合などには、コストを支払ってでも使用環境に見合った無線ルーターを購入するのがおすすめです。

Fon光の無線ルーターを使用する方法

Fon光で無線ルーター（ONU）を使用する場合は、特別申し込みや費用などは一切必要ありません。回線の開通工事の際に設置されるONUに無線ルーターの機能が搭載されているので、Wi-Fi設定をするだけで使用することができます。

また、Fon光の無線ルーターを使用するメリットには、主に次の2つがあります。

Fon光の無線ルーターは、Fon光を申し込むだけで、誰でも無料でWi-Fiを使用することができるので非常にお手軽です。

無線ルーターの購入を検討している方でも、まずはFon光の無線ルーターを試してみて不足を感じるようであれば、改めて購入を検討するのが良いでしょう。

Fon光は無線ルーター機能が標準装備で無料！ただし性能は微妙

Fon光では無料で無線ルーターの機能が使用できますが、性能面を見ると必ずしも優秀と言えるわけではありません。

例えばWi-Fiには電波の種類（無線LAN規格）が複数あるのですが、Fon光の無線ルーターは一部使えない規格があります。現存する無線LAN規格と、対応の可否について一覧にまとめました。

無線LAN規格	最大通信速度	周波数帯
IEEE802.11ax	9.6Gbps	2.4GHz/5GHz帯
IEEE802.11ac	6.9Gbps	5GHz帯
IEEE802.11n	300Mbps	2.4GHz/5GHz帯
IEEE802.11a	54Mbps	5GHz帯
IEEE802.11g	54Mbps	2.4GHz帯
IEEE802.11b	11Mbps	2.4GHz帯

Fon光の無線ルーターは最新の無線LAN規格には対応していないので、最新の無線LAN規格を使いたい場合は対応している機種を購入するしかありません。

しかし対応している無線LAN規格でも、ほとんどのことはストレスなく行えるので、無線ルーターを購入するかの判断は実際に使ってみてから考えるのが良いでしょう！

Fon光を解約したら、ルーターは返却必須！返却できないと損害金が発生

Fon光を解約した場合は、無線ルーター（ONU）の返却が必要になります。

機器の返却に関しては、Fon光が指定する配送業者が回収に来てくれるので返却忘れは起きにくいですが、紛失など返却が不可能な場合は「機器損害金」が請求されるので注意してください。

Fon光のルーターが壊れたら交換対応！破損があると有償に

Fon光は2020年9月に始まったばかりのサービスで、まだまだ情報が少なく無線ルーターの故障対応に関する情報は見当たりませんでした。

しかし一般的な光回線で行われる無線ルーターの故障時の対応や、サービス内容が同じであるNURO 光と同じ対応になるのではないかと推測できます。

基本的にどの光回線事業者でも、物理的な破損や水没などがない状態での無線ルーターの不具合（自然故障）については、無償で交換対応を行なっています。

一方で明らかな破損などが確認される場合には、修理代金として機器の相当額が請求されることが一般的です。Fon光の場合は、未返却時の「機器損害金」があるので、破損時には12,100円が請求される可能性があります。

Fon光の無線ルーターには縛りや違約金はなし！

レンタルの無線ルーターには契約期間や解約時の違約金が設定されているケースがありますが、Fon光の無線ルーター（ONU）にはそのようなのは一切ありません。

と言うよりは、Fon光ではインターネット利用の際に必ず設置されるONUに無線ルーターの機能が搭載されているので、無線ルーターだけを解約・返却するということ自体ができないんです。

つまり無線ルーターを解約する時は、Fon光そのものを解約する時になります。

市販の無線ルーターを自分で購入する場合

ご自身で無線ルーターを購入する場合には次のようなメリットがあります。

性能にこだわりが合ったり、自分の無線ルーターが欲しいと言う方は、市販の無線ルーターを購入しましょう。金額は5,000円〜50,000円ほどとバラツキがあるので、環境に合った適正の製品を選ぶことが大切です。

また、ルーターには主に2種類あり、Wi-Fiを使用する場合には「無線ルーター（Wi-Fiルーター）」を購入する必要があります。

一般的にルーターは無線ルーターのことを指すことがほとんどで、家電量販店などでは無線ルーターの取り扱いしか行っていないところもあります。

有線ルーターは価格が明らかに安く間違える可能性は低いですが、どちらもルーターなので購入する際は注意してください。

無線ルーターを選ぶ際の3つのポイント！

無線ルーターを選ぶ際には、次の3つのポイントを押さえておくと適切なものが選びやすいです。

使う場所の広さや、接続台数はもちろんですが、対応している無線LAN規格には注意してください。

無線LAN規格は先にも解説したWi-Fiの電波の種類なのですが、無線ルーターが対応している規格でも、受信する端末（スマホなど）が同じ規格に対応していなければ速度などのパフォーマンスが下がってしまいます。

逆の場合も然りで、無線ルーターが古い規格にしか対応していない場合には、古い方の規格を使って接続することしかできないので、通信速度などもその規格のものに制限されてしまうんです。

無線ルーターに必須の4つのおすすめ機能！

無線ルーターには様々な機能があり、全てを理解することは難しいのが現実です。無線ルーター選びに困ってしまう場合には、次の4つの機能がついているかを目安に製品を選ぶと良いでしょう！

全てに対応していなくても、コストと相談しながら必要な要素だけをピックアップして探すのもおすすめです。もし優先するなら「ビームフォーミング」「MU-MIMO」の2つは非常に便利な機能なので、参考にしてください！

市販の無線ルーターは大きく分けて3種類！

数ある無線ルーターを分類すると、次の3つに分けることができます。ご自身のネット環境から、ある程度製品を絞ることができるので、参考にしてみてください。

モデル比較	ローエンドモデル	ミドルレンジモデル	ハイエンドモデル
おすすめユーザー	価格重視の人	製品選びに迷う人	性能重視の人
性能	最低限の機能を搭載	快適に使えるレベル	ほとんどの機能を搭載
価格	5,000円～10,000円	10,000円～20,000円	20,000円～50,000円

基本的に性能と価格で分類されており、性能が高くなるにつれ価格も高くなります。ですが、“価格が高いから性能も高い”と言うわけではありませんので、購入の際は注意しましょう！

他にも「ミドルハイモデル」「アッパーミドルモデル」と細かく区分されることがありますが、まずはザックリ上記の3パターンで考えるのがおすすめです。

5つのシチュエーション別に無線ルーターの選び方を紹介

5つのシチュエーションを元に、おすすめの無線ルーターのモデルを考察してみました！

他にも様々なシチュエーションが考えられますが、考え方の根幹は同じなので、ぜひ参考にしてみてください！

市販の無線ルーターは3〜5年に一度、買い替えがおすすめ

無線ルーターは3〜5年ほどを目安に新しいものに買い替えるのがおすすめです。もちろん5年以上使うこともできますが、製品の劣化や新しい規格・機能への対応を考えると、定期的な買い替えが大切になってきます。

また、市販の無線ルーターは基本的に交換してもらうことができないので、新しいものを買い直さなければなりません。

決して安い買い物ではないので、買い替えができるタイミングがあれば、多少早めの周期でも買い替えておくと良いでしょう！

Fon光でWi-Fiを使うなら、まずは標準装備の無線ルーター機能を試そう！

Fon光は回線契約をするだけで無線ルーター機能が搭載されたONUが設置されるので、無料でWi-Fiを使うことができます。Wi-Fi利用に関して契約期間や費用といったものは一切ないので、誰でも気軽に使えるのが魅力です。

ただし無線ルーターとしての性能に関しては、決して高いわけではないので、中には性能不足を感じる方もおられるかもしれません。そんな時は市販されている無線ルーターを購入して使うこともできます。

無線ルーターには様々な種類があるので、一見迷ってしまいそうになりますが、ご自身の利用環境などを照らし合わせていくと必要な性能を持った無線ルーターが見つけられるでしょう！

Fon光ではいきなり無線ルーターを購入しなくても、最初からWi-Fiを使うことができるので、まずは使用感を試してみてから無線ルーターを購入するかを考えるのがおすすめです。Wi-Fiを格安でお得に使いたいなら、Fon光をお試しあれ！