格安SIMと光回線のスマホセット割が安い！おすすめの組み合わせ3選を比較

格安スマホを利用すれば、固定費が大きく節約できます。その一方、通信費をもっと抑えるには光回線の選び方も重要ですよね。

とは言え、光回線は多くの事業者があって料金が複雑なことから「どの光回線がいいの？」と悩まれる方が少なくありません。

何となく「格安スマホと光回線をセットで契約すればいい」と思いがちですが、根本的に通信費を節約するには格安SIMと光回線のトータル金額を考慮することが重要です。

そこで、当記事では格安スマホと光回線のセット契約で安くなる組み合わせを徹底解説します！

「格安スマホと光回線はセット契約しよう」という単純な解説にとどまらず、最終的にどの組み合わせが一番安くてお得なのか？という点まで深く掘り下げてお伝えしていますよ。

格安SIMのスマホセット割でお得になるおすすめの光回線まとめ

事業者名	セット割内容	対象光回線
UQモバイル	1回線あたり最大858円割引	auひかり コミュファ光 eo光 ピカラ光 BBIQ光 ビッグローブ光 So-net光 など
ワイモバイル	1回線あたり1,188円割引	ソフトバンク光
楽天モバイル	光回線が1年間無料	楽天ひかり
IIJmio(みおふぉん)	光回線から660円割引	IIJmioひかり
mineo(マイネオ)	光回線から330円割引（12ヶ月）	eo光
BIGLOBEモバイル	1回線あたり330円割引	ビッグローブ光 ※セット割受付停止中
nuroモバイル	1回線あたり330円割引（12ヶ月）	NURO 光
DTI SIM	光回線から165円割引	DTI光
LIBMO	光回線から330円割引	＠TCOM

本気で通信費を安くしたいなら、格安スマホと光回線はどちらも乗り換えよう

まず、格安スマホと光回線のセット契約でおすすめできる条件を整理しましょう。料金が安いことも重要ですが、通信速度やデータ量も気になりますよね。

このような条件を高いレベルで満たすのは「楽天モバイル＋楽天ひかり」の組み合わせです。次点は「UQモバイル＋地域限定のご当地光回線」でしょう。

一方、よくおすすめとされる「ワイモバイル」はセット対象となるソフトバンク光の料金が高い点がネック。

それぞれの事業者ごとに、本当にお得なのかどうかを解説していきます！

【安くて高品質】格安スマホと光回線でおすすめの組み合わせは「楽天モバイル×楽天ひかり」

楽天モバイルユーザーが楽天ひかりを契約することで、楽天ひかりの基本料金が1年間も無料で使えます。しかも、楽天ひかりは基本料金が安いためトータルの月額料金を安く抑えられる点も大きな魅力。

楽天モバイルは単独で使っても高コスパですが、楽天ひかりを合わせて使うとさらに強力です！

サービス名	料金・詳細
楽天モバイル UN-LIMIT Ⅵ	~1GB 0円 1~3GB 1,078円 3~20GB 2,178円 20~無制限 3,278円 通話かけ放題がプランに込
楽天ひかり月額料金	5,280円（戸建て） 4,180円（マンション） 1年間無料にできる！
3年間の実質月額料金 （工事費・特典を加味した実質月額料金）	4,064円（戸建て） 3,245円（マンション） ※工事費含む
楽天ひかり工事費	最大19,800円（戸建て） 最大16,500円（マンション） 実質無料 ※36ヶ月分割払い
契約期間/解約金	3年/10,450円
セット利用のメリット	楽天ひかりの基本料金が1年間無料

楽天モバイルと楽天ひかりをセット契約した場合の料金基本情報は上記の通り。楽天ひかり1年無料の恩恵はすさまじく、工事費をふまえても3年間の実質月額が戸建て4,064円・マンション3,245円と破格です！

ここまで安くなる理由の一つに、楽天ひかりは固定電話の契約が不要な点が挙げられます。

UQモバイルやワイモバイルなど、他社の光回線セット割を使うためには固定電話やオプションの契約が必須ですよね。このようなオプションは月額550円が追加でかかりますが、楽天モバイルと楽天ひかりの組み合わせなら無駄な料金がかかりません。

楽天モバイル＋楽天ひかりの安さがわかるよう、契約後3年間の楽天ひかりと楽天モバイルを合わせた実質月額料金を表にしました。

戸建て	~1GB	1~3GB	3~20GB	無制限
楽天モバイル料金	0円	1,078円	2,178円	3,278円
楽天ひかり （実質月額）	4,064円	4,064円	4,064円	4,064円
合計	4,064円	5,142円	6,242円	7,342円

マンション	~1GB	1~3GB	3~20GB	無制限
楽天モバイル料金	0円	1,078円	2,178円	3,278円
楽天ひかり （実質月額）	3,245円	3,245円	3,245円	3,245円
合計	3,245円	4,323円	5,423円	6,523円

ここまで安く使える格安スマホと光回線は、楽天モバイルと楽天ひかりの組み合わせだけです。

ただし、楽天モバイルには大きな注意点があります。それは、楽天エリア内でなければ速度が大きく落ち、利用可能な高速データ量が最大5GBまでになってしまう点。

楽天エリア外でも料金は変わりませんが大きく品質が落ちてしまうため、申込前にエリアのチェックを欠かさず行いましょう！

【楽天エリア外なら】おすすめの組み合わせは「UQモバイル×地域限定光回線」

楽天モバイルがエリア外の場合、UQモバイルの「自宅セット割」を活用した光回線を選びましょう。UQモバイルの自宅セット割は、対象の光回線を利用することで大幅な割引が受けられます！

くりこしプラン+5G	割引後の価格
プランS(3GB)	1,628円 →990円
プランM(15GB)	2,728円 →2,090円
プランL(25GB)	3,828円 →2,970円

UQモバイルの割引後金額はワイモバイルと同じ価格です。しかし、UQモバイルのセット割は対象の光回線が幅広く、月額料金が安い事業者を選んで契約できます。そのため、スマホの価格は同じでも光回線が安い分トータルの料金を安く抑えられます！

中でも「eo光」や「コミュファ光」といった地域限定のご当地光回線は月額料金が安く特におすすめ。また、全国対応の「ビッグローブ光」も高額キャッシュバックがあり魅力的です。

項目	eo光	コミュファ光	ビッグローブ光
月額料金（戸建て） ネット＋電話	5,762円 ※1年目は3,594円	5,545円 ※1年目は4,310円	6,028円
月額料金（マンション） ネット＋電話	3,766円	4,330円 ※1年目は3,710円	4,928円
キャッシュバック	15,000円+違約金負担	35,000円+他社違約金負担	40,000円+他社違約金負担
3年間の実質月額料金	戸建て：4,622円 マンション：3,349円	戸建て：4,161円 マンション：3,150円	戸建て：4,916円 マンション：3,816円
契約期間/解約金	2年契約/10,450円	2年契約/10,450円	3年契約/11,900円

上記の3社はUQモバイルの自宅セット割が対象になる光回線の中でも特にお得な事業者です。UQモバイルは地域限定の光回線がセット割に使えるため、自身がお住まいの地域に合わせてお得な光回線を選びましょう！

地域別におすすめな光回線は以下の通りです。

地域	おすすめ事業者
北海道 東北 関東	auひかり ビッグローブ光
関西	eo光
中部 東海	コミュファ光
九州	BBIQ光
中国	MEGA EGG
その他	auひかり ビッグローブ光

UQモバイルユーザーにおすすめな光回線の選び方は以下でさらに詳しく解説しています。是非、合わせてお読みください！

ワイモバイルはおすすめしない？理由はソフトバンク光が高いから

光回線とのセット割がお得な格安スマホとして有名なワイモバイル。確かにセット割による割引額はスマホ1回線あたり1,188円と非常にお得に見えます。

しかし、割引額が大きいからといって必ずしもお得なわけではありません。

プラン名称	ワイモバイル	UQモバイル
シンプルS(3GB)	2,178円 →990円	1,628円 →990円
シンプルM(15GB)	3,278円 →2,090円	2,728円 →2,090円
シンプルL(25GB)	4,158円 →2,970円	3,828円 →2,970円

上記表のように光回線をセット契約した場合の割引額は大きいですが、最終的な月額料金はUQモバイルと変わらないのです。

しかも、ワイモバイルのおうち割で対象になる光回線は月額料金がやや高額なソフトバンク光しかありません。

一方、UQモバイルはセット割で利用できる光回線が多く「eo光」などのお得な地域限定光回線が選べます。

この違いがワイモバイルよりUQモバイルをおすすめする理由です。

項目	ソフトバンク光	eo光	コミュファ光
提供エリア	全国	近畿	全国
月額料金（戸建て） ネット＋電話	6,270円	5,762円 ※1年目は3,594円	5,545円 ※1年目は4,310円
月額料金（マンション） ネット＋電話	4,730円	3,766円	4,330円 ※1年目は3,710円
キャッシュバック	最大37,000円	15,000円+違約金負担	35,000円+違約金負担
3年間の実質月額料金	戸建て：5,242円 マンション：3,702円	戸建て：4,622円 マンション：3,349円	戸建て：4,161円 マンション：3,150円
契約期間/解約金	2年契約/10,450円	2年契約/10,450円	2年契約/10,450円

ソフトバンク光と地域限定回線である「eo光」や「コミュファ光」を比較すると、元々の月額料金に差があることがわかります。

光回線は長期契約が前提なので、基本料金はできるだけ安い事業者を選ぶことが鉄則ですよね。

このような理由から、ワイモバイルとソフトバンクの組み合わせは最安値ではないことを覚えておきましょう。

とは言え、これはあくまでも楽天モバイルやUQモバイルと比較をした場合の話です。ワイモバイル+ソフトバンク光の組み合わせは、通信業界全体で見ればお得な部類です。

最安値ではありませんが、どうしてもワイモバイルを使いたいならセット割対象の「ソフトバンク光」を利用しましょう！

手軽に安く使いたいなら、利用中の格安スマホとセット割引のある光回線を契約しよう

前述の通り、最も安くなるのは格安スマホと光回線をセットで乗り換えることです。とは言え、様々な事情でスマホの乗り換えができない方もいらっしゃいますよね。

そんな時は「利用中の格安スマホとセット割がある光回線」を選びましょう！

光回線とセット割が適用になる格安スマホ一覧

まず、格安スマホとセット割がある光回線を一覧でご紹介します。

基本的には利用中の格安スマホから、対応する光回線を選んで契約をすればOKです。

事業者名	セット割内容	対象光回線
UQモバイル	1回線あたり最大858円割引	auひかり コミュファ光 eo光 ピカラ光 BBIQ光 ビッグローブ光 So-net光 など
ワイモバイル	1回線あたり1,188円割引	ソフトバンク光
楽天モバイル	光回線が1年間無料	楽天ひかり
IIJmio(みおふぉん)	光回線から660円割引	IIJmioひかり
mineo(マイネオ)	光回線から330円割引（12ヶ月）	eo光
BIGLOBEモバイル	1回線あたり330円割引	ビッグローブ光 ※セット割受付停止中
nuroモバイル	1回線あたり330円割引（12ヶ月）	NURO 光
DTI SIM	光回線から165円割引	DTI光
LIBMO	光回線から330円割引	＠TCOM

格安スマホの中にはそもそもセット割を提供していない事業者も数多く存在します。また、お得と感じるほどの高額セット割を提供している事業者はほとんどありません。

そのため、前述の「UQモバイル」「ワイモバイル」「楽天モバイル」以外の格安スマホを利用している場合、光回線のセット割はそこまで気にする必要は無いと言えます。

上記の理由から、速度や品質・申込特典で利用したいと思う光回線があるなら無理にセット割にこだわる必要がない点も覚えておきましょう！

ahamo・Povo・LINEMOでおすすめの光回線はNURO 光とauひかり

ahamoやPovo、LINEMOといった大手キャリアの20GBプランには光回線とのセット割がありません。どの光回線を選んでもスマホ側に対する割引がなく、単純におすすめな光回線を選ぶべきです。

最もおすすめなのは速度が速くてキャッシュバックが45,000円と破格の「NURO 光」です。NURO 光がエリア外の場合、次点として55,000円キャッシュバックを実施しているauひかりやSo-net光を選びましょう。

また、申込特典が少ないものの解約金や複雑な違約金システムが無い「エキサイトMEC光」はシンプルに安く使える光回線です。

長期の縛りや高額な解約金にうんざりしている方は「工事費・手数料・解約金」の3つが無料なエキサイトMEC光がおすすめです！

項目	NURO 光	auひかり	エキサイトMEC光	So-net光
おすすめな方	速度が速い キャッシュバックがお得	速度が速い キャッシュバックがお得 NURO 光がエリア外	解約金がない 工事費が完全無料 月額料金が安い	高額キャッシュバック NURO 光・auひかりがエリア外
提供エリア	全国	全国	全国	全国
月額料金（戸建て）	5,200円	5,500円	4,950円	6,138円
月額料金（マンション）	2,750円〜	4,180円	3,950円	4,958円
工事費	実質無料	実質無料	完全無料	実質無料
キャッシュバック	45,000円	55,000円	なし	61,000円
契約期間・違約金	2年/10,450円	3年/最大16,500円	なし	3年/20,000円

家族で違う格安スマホを使っている場合、光回線のセット割は気にする必要なし！

格安スマホユーザーの中には、家族内でそれぞれが好きな格安スマホを利用しているケースもありますよね。

そんな時には、スマホとのセット割を狙うよりも速度や月額料金が安かったり申込特典がお得な光回線を選ぶべきです。

ただし、以下の格安スマホが1回線でもある場合は対応する光回線を選びましょう。

上記の格安スマホ・光回線は対象となるスマホ契約が1回線でも十分お得です。

特に楽天ひかりの1年無料は恩恵が大きく、無料期間終了後の月額料金も安い（戸建て5,280円/マンション4,180円）ため非常におすすめできます！

まとめ：格安スマホと光回線で固定費を抑えたいなら、楽天モバイルにまとめるとお得！

当記事では格安スマホとセットで使うことでお得なおすすめ光回線を解説しました。

結論、楽天エリア内なら楽天モバイルと楽天ひかりのセットが高コスパでお得です！楽天モバイルのエリア外なら、次点にお得なUQモバイルを選択しましょう。

スマホと光回線はセット利用をするだけでなく、トータルで安い回線・事業者にまるごと乗り換えてしまうのが最もお得だと言えます。

当記事を参考に、家計の通信費を徹底的に節約してくださいね！